Instagram(インスタグラム)の投稿には、
- フィード
- ストーリーズ
- 発見タブ
などで表示されます。
表示される順番は、Instagramのアルゴリズムによってパーソナライズされています。
Instagramのアルゴリズムを正しく理解することで、
- フィードやストーリーズの投稿の表示順を上げる
- 発見タブで人気投稿に選出されリーチ数を増やす
などのことが出来ます。
本記事では、Instagramのアルゴリズムについて徹底解説していきます。
目次
Instagramのアルゴリズムとは?
Instagram(インスタグラム)のアルゴリズムとは、
などの投稿の表示順を決めるための仕組みのことです。
Instagramでは、投稿の表示順は利用者ごとに異なります。
表示順は、利用者ごとにパーソナライズされています。
表示アルゴリズムを理解することで、ユーザーに自分の投稿を届けやすくなります。
Instagramのアルゴリズムの内容は、2022年9月に行われたInstagram Maseter Classで説明されています。
また、2021年6月8日には、Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏によって、アルゴリズムに関するブログ記事(英語原文はこちら)が公開されました。
ブログ記事では、アルゴリズムの導入について、以下のように説明しています。
2010年にリリースした当初のInstagramでは、単一の写真ストリームが時系列で表示されていました。利用者が多くなりシェアされるコンテンツも増えると、ほとんどの皆さまは、すべてのコンテンツどころか、見たい投稿すら全部はチェックできなくなりました。2016年には、見られずに終わったフィードの投稿の割合は70%に達しました。その中では、親しい人の投稿についても、半分近くが見逃されていました。このような状況を踏まえ、利用者の関心に基づいて投稿をランク付けするフィードを開発して導入したのです。
フィード、[発見]タブ、リールなどの各機能では、それぞれの用途に合わせた個別のアルゴリズムが使われています。例えば、ストーリーズ投稿は親しい友達の投稿を見るためによく利用される一方、[発見]タブは新しいものを求めて利用される傾向があります。こうした用途に基づいて、ランク付けの仕組みも変えているというわけです。
つまり、Instagramでは、アルゴリズムを用いて、
- フィード
- ストーリーズ
- 発見タブ
などのそれぞれの場所で、各機能の利用目的に沿ったパーソナライズが行われています。
また、パーソナライズは、ユーザーの関心があるものを見落とさないための仕組みであると説明されています。
実際に、Instagramの公式アカウントのハイライトに保存されている「FAQ」では、アルゴリズムを取り入れたフィードに切り替えてから、時系列のフィード表示に比べて、投稿が50%多くのフォロワーに表示されるようになったと回答されています。
アルゴリズムは、1つの仕組みではなく、数千の「シグナル」と呼ばれる要素から成り立っています。
シグナルには、様々な要素が存在します。
- 投稿が公開された時刻
- 過去にやり取りしたユーザー
- 動画を見ている頻度
など、様々な要素が存在します。
また、2022年4月20日に更新されたAdam Mosseri氏のTwitterでは、以下のように述べられています。
📣 New Features 📣
We’ve added new ways to tag and improved ranking:
- Product Tags
- Enhanced Tags
- Ranking for originalityCreators are so important to the future of Instagram, and we want to make sure that they are successful and get all the credit they deserve. pic.twitter.com/PP7Qa10oJr
— Adam Mosseri (@mosseri) April 20, 2022
「1から何かを創り出した場合、誰かのものを見つけて再共有した場合よりも報われるべきだ」として、「再投稿コンテンツよりもオリジナルコンテンツを高く評価しようとしている」と発言していました。
したがって、アルゴリズムは、常に変更・更新されているので、常に最新の情報をチェックしておくことが大切です。
フィードとストーリーズのランク付け
フィードやストーリーズでは、フォローしているアカウントやフォローしているハッシュタグ投稿が表示されます。
しかし、前述したように、表示順は時系列ではありません。
フィードは一番上、ストリーズは一番左にユーザーが最も関心があると思われるコンテンツが表示されます。
フィードやストーリーズの表示順を決定するには、以下の3つの要素を含むシグナルが重要です。
関心度 | ターゲット層の関心に合ったコンテンツであるか |
親密度 | アカウントの利用者がどのくらい親密であるか |
鮮度 | 最近の投稿であるか(フィードのみ) |
上記の3つの要素について、それぞれ詳しく解説していきます。
関心度
関心度とは、ユーザーの過去の行動から関心事項を傾向化して、関心のありそうなコンテンツを表示させます。
例えば、犬の動画をよく見ている人に対して、犬の動画を優先して表示させます。
親密度
親密度とは、ユーザーとアカウントの繋がりの深さを示しています。
親密度は、ユーザーが過去にとった行動を基に計算されます。
フィードで重要なインタラクトは、
- 滞在時間
- コメント
- いいね!
- 保存
- プロフィールのタップ
という5つです。
したがって、過去のコンテンツをよく見てくれてリアクションしてくれるフォロワーには、自分の表示が表示されやすくなります。
積極的にコミュニケーションを取ることが大切だと言えます。
鮮度
鮮度とは、投稿の新しさを示します。
古い投稿よりも、新しい投稿の方が優先されます。
ストーリーズでは、元々24時間しか表示されません。
したがって、鮮度はフィードのみ適応されます。
2021年に後悔された公式ブログでは、上記と同様の説明がされています。
また、重視するシグナルの優先度についても言及されています。
フィードとストーリーズで重要とされるシグナルは、以下の順に重要度が高いです。
- 投稿に関する情報
- 投稿者の情報
- 閲覧者のアクティビティ
- 閲覧者と特定の利用者のやりとりした履歴
上記のシグナルについて、それぞれ詳しく解説していきます。
投稿に関する情報
投稿の人気度や投稿に関する一般的な情報は、重要なシグナルのひとつです。
人気度とは、何人がその投稿に対して「いいね!」などのアクションを起こしたかを含みます。
また、一般的な情報とは、
- 投稿日時
- 動画の長さ
- 投稿が関連付けされている地域
などを指します。
投稿者の情報
閲覧者の投稿者に対する関心度の度合いも重要です。
直近の数週間で、閲覧者画素の投稿者とのやり取りをしたかなどが含まれています。
閲覧者のアクティビティ
閲覧者が「いいね!」した投稿数なども、優先されるシグナルです。
どんな投稿に関心を持つ可能性があるかが明らかになります。
閲覧者と特定の利用者のやりとりした履歴
閲覧者が特定の利用者と相互にコメントのやり取りをしているかなど、やり取りの履歴を参照します。
そして、その投稿にどれほど興味を持っているかを判別します。
フィードとストーリーズのアルゴリズムを意識した企業のInstagramの運用方法
前述したフィードとストーリーズでの重要な3つのシグナル
- 関心度
- 親密度
- 鮮度
を踏まえ、アルゴリズムを理解した企業のInstagramの運用方法について解説します。
企業が閲覧者のアクティビティをコントロールすることは、困難になります。
しかし、「投稿に関する情報」は重要度が高いため、企業は意識する必要があります。
まずは、「いいね!」などのインタラクションが高いことが重要なので、エンゲージメントを集めましょう。
そして、投稿のタイミングや動画の長さなど、投稿自体の情報も重要です。
したがって、どんなコンテンツがリーチやエンゲージメントを取れているのか、分析することが大切です。
傾向は、アカウントによって異なるため、自社のフォロワーがどんなコンテンツを好むのか、アカウントごとに分析しましょう。
エンゲージメントを高めることが出来たら、「投稿者の情報」に関するシグナルが自ずと高まってきます。
そして、ユーザーが見たいと思うコンテンツを発信することが大切です。
2022年9月に行われたInstagram Master Class内では、各サービスごとに独自のアルゴリズムが存在するとされています。
フィード投稿のランク付けに重要な要素は、以下の5つであると説明されています。
- 利用者が投稿を数秒見る可能性
- いいねをする可能性
- コメントする可能性
- 保存する可能性
- プロフィール写真をタップする可能性
注意点としては、Instagramでは同じユーザーの投稿を連続して表示させないというアルゴリズムが存在します。
したがって、短時間で投稿を連投することで、いくつかのコンテンツの表示順が下がります。
投稿をユーザーにしっかり届けたい場合は、前回の投稿からある程度時間を空けてから投稿することが大切です。
例えば、前回の投稿から数時間~1日程度が目安になります。
また、Instagramのコミュニティガイドラインに違反していると判断された場合は、投稿ランクが下がります。
したがって、投稿の表示順位が下位になってしまいます。
そして、2022年の最新アルゴリズムでは、再投稿コンテンツよりもオリジナルコンテンツが高く評価されます。
したがって、
- 人気のコンテンツを集めて運用するキュレーション系アカウント
- リポストメインの運用を行っているアカウント
などは、オリジナルコンテンツを投稿していないため、対策が必要になります。
また、アカウントの種類やカテゴリーは、アルゴリズムに影響されません。
したがって、アルゴリズムは、一般アカウントとプロアカウントでも同様に適応されます。
そして、コンテンツの種類もアルゴリズムには影響しません。
例えば、動画の投稿が静止画よりも表示されやすいということはありません。
ただし、ユーザー側の「関心度」に影響されるもので、動画をよく見るユーザーには動画が優先的に表示されます。
また、動画を見ないユーザーには、動画は表示されにくくなります。
Instagramでは、新しい機能がリリースされると、機能について広めるために、優先的に表示させることがあります。
例えば、リールが実装された時、フィードや発見タブでリールを見かける機会が増えました。
また、モーメントスタンプなども表示されやすい傾向があります。
新しい機能が登場したら、積極的に使用することが大切です。
リールのランキングアルゴリズム
リール機能は、自分が撮影した動画や写真に、エフェクトなどを付けて投稿できる機能です。
現在では、Instagram上の全ての動画が「リール」として管理されています。
新規のフォロワーに接触しやすいコンテンツです。
リールのアルゴリズムについて、注目すべきポイントは、以下の4つです。
- 完全視聴率
- いいね!、コメント、シェア
- 新たなコンテンツ創出
- 過去のインタラクション
上記の中では、特に「過去のインタラクション」が活用できます。
積極的に既存フォロワーとコミュニケーションを取ることで、エンゲージメントの醸成をすることに繋がります。
そして、シグナルを集めることが出来ます。
既存フォロワーとのコミュニケーションとして、
- コメントキャンペーン
- コメント監視・返信対応
といった施策を行うことがおすすめです。
それでは、上記のポイントについて、それぞれ詳しく解説していきます。
完全視聴率
動画投稿であるリールは、動画が最後まで見られたかどうかによって、好まれる投稿かどうかが別れます。
したがって、音楽に合わせて動画の切り替えを使い、視聴者を飽きさせない工夫が大切です。
続きを視聴してもらうためには、動画内に文字を入れることがおすすめです。
もしくは、短い動画にすることで、最後まで見てもらいやすくなります。
いいね!、コメント、シェア
他のユーザーから反応があったかどうかが重要です。
誰に向けたどんな動画コンテンツなのかということに注力してリールを作成しましょう。
他のユーザーからの反応については、通常のフィード投稿についても同様のことが言えます。
新たなコンテンツ創出
リールでは、様々な音源やエフェクトを使用することが出来ます。
動画を見た他のユーザーが、同じ音源やエフェクトを使用してコンテンツを創出したかは、重要なシグナルとなります。
過去のインタラクション
投稿者と閲覧者との間に、何らかのコミュニケーションが行われていた場合、優先的に表示されるようになります。
このコミュニケーションとは、
- フォロー
- いいね!
- コメント
- ダイレクトメッセージ(DM)
などが含まれます。
Instagramのリールは、新規フォロワー獲得のための大切なコンテンツです。
しかし、既存のフォロワーとのコミュニケーションも大切にしましょう。
発見タブのランキングアルゴリズム
発見タブは、自分がフォローしていないユーザーのコンテンツが中心となって構成されています。
したがって、新しいコンテンツとの出会いを目的としています。
企業にとっては、新しいユーザーと接点を持てる場所となります。
したがって、投稿が発見タブに表示されることで、リーチやフォロワーを増やすために大きく役立ちます。
発見タブやリールタブに表示されるコンテンツは、閲覧者によって大きく異なります。
閲覧者が興味を持つ内容を推察するために、
などをした過去の投稿のシグナルを調べ、興味のあるトピックを判別します。
そして、興味があると思われる投稿を順番に表示していきます。
また、発見タブでは、推奨ガイドラインが適応されています。
推奨ガイドラインによって、
- 不快感を与える投稿
- センシティブな投稿
などは、おすすめされないようにランクが下げられています。
推奨ガイドラインでは、成人向けサービスの推奨も規制されています。
したがって、タバコや電子タバコなどの仕様を促すコンテンツは、上位に表示されにくくなります。
そして、フィードやストーリーズと同様に、再投稿コンテンツよりもオリジナルコンテンツの方が評価されます。
TikTokなどの他のSNSで作成したコンテンツのように、ロゴや透かしのあるリサイクルコンテンツも同様に評価されにくくなります。
また、
- 解像度の低い動画
- 政治的問題に関する動画
- 政治家や政党が作成した動画
などは、リールにも表示が避けられます。
発見タブに表示させるコンテンツを決めるシグナルは、主に以下の順番で重要とされています。
- 投稿に関する情報
- 投稿者とのやり取りの履歴
- 閲覧者のアクティビティ
- 投稿者の情報
上記のシグナルについて、それぞれ詳しく解説していきます。
投稿に関する情報
発見タブでは、投稿の人気度が重要です。
人気度は、他のユーザーが
- いいね!
- コメント
- 保存
した数と、リアクションの素早さをシグナルとしてみています。
反応数や反応の速さは、フィードやストーリーズの時に比べて、より重要になります。
投稿者とのやり取りの履歴
過去にやり取りをしたことがあるがフォローしていないアカウントからのコンテンツは、優先的に表示されます。
例えば、「いいね!」はしたがフォローしていないアカウントなどが該当します。
閲覧者のアクティビティ
閲覧者が過去に
- いいね!
- 保存
- コメント
などをした投稿や、発見タブでどのような行動をとっていたかがシグナルとなります。
上記のアクティビティは、どんな投稿に関心を持っているのかを判別します。
投稿者の情報
過去数週間にインタラクションを集めたコンテンツを投稿しているユーザーの投稿が表示されます。
したがって、幅広い人々の魅力的なコンテンツと接点を持つ機会が生まれます。
シグナルを貯めるためにすべきこと
シグナルを貯めるために必要な運用方法について解説します。
主な運用方法は、以下の通りです。
- 2~3日に1回は投稿する
- 興味を惹く一貫した投稿をする
- コメントに反応する
- アクションを促す
- 滞在時間が長くなるコンテンツを配信する
- 定期的なインサイト分析
- Instagramライブを活用する
- インタラクティブスタンプを利用する
- カメラエフェクトを使用する
- ユーザーの投稿をリポストする
- 人気の音源を使用したリールを作成する
- Instagramの様々な機能を使いこなす
上記の手法について、それぞれ詳しく解説していきます。
2~3日に1回は投稿する
定期的に投稿することで、投稿の鮮度を保つことが出来ます。
理想を言えば、2日に1回は少なくとも投稿をすべきです。
しかし、回数を上げることで投稿の質が下がる場合があります。
投稿の質を下げないためにも、投稿の頻度を下げるも大切です。
興味を惹く一貫した投稿をする
シグナルの要素のひとつである「関心度」は、ユーザーがどんなコンテンツに興味を持っているかが重要です。
したがって、企業側でコントロールすることは難しいです。
企業側が出来ることは、
- どのようなジャンルの発信をしているのか
- どのようなテーマで投稿を発信しているのか
などをプロフィールに書き、ハッシュタグ(#)やキーワードで投稿を作成することです。
テーマを決め、一貫した投稿を行ったほうが、アカウントのジャンルを明確にすることが出来ます。
方向性が定まっていなければ、ユーザーは混乱して関心を持ちません。
したがって、方向性を決めて一貫した投稿をすることで、関心度が高いユーザーを集めることが出来ます。
コメントに反応する
フォロワーから投稿に対してコメントがあった場合は、返信しましょう。
「いいね!」をするだけでも、何もしないよりは親密度は上がります。
そして、コメントをもらうだけでは、一方的なシグナルになります。
しかし、返信することで、双方のシグナルとして親密度が高い関係として判断されるようになります。
アクションを促す
投稿文や画像の中で、アクションを促すような表現を入れてみましょう。
- 保存でブックマーク
- アカウント名をタグ付けして投稿してね
など、期待するアクションを記載することで、行動を促すことが出来ます。
滞在時間が長くなるコンテンツを配信する
1つの投稿に複数枚の画像や動画を含めることで、投稿の閲覧時間を延ばすことが出来ます。
イラストなどを使用してストーリー性を持たせるなど、投稿をじっくりと見たくなるような工夫をしましょう。
また、IGTVを活用し、長尺の動画を配信しても良いです。
1つの投稿に対して最大10枚までの写真や動画を掲載することが出来ます。
1枚や2枚などの枚数よりも、最大枚数である10枚を掲載することで、より滞在時間を長くすることが出来ます。
定期的なインサイト分析
インサイトを見て、どのコンテンツがユーザーからの反応が高いのかチェックすることが大切です。
どのような部分が好反応なのかを知ることで、他の投稿にも活かすことが出来ます。
また、反応が悪い場合は、投稿内容をブラッシュアップすることが出来ます。
定期的に投稿への反応を調べることで、より良いアカウント作りに役立ちます。
Instagramライブを活用する
Instagramライブ配信中は、ストーリーズの一番左側に表示されます。
したがって、優先的に見てもらいやすくなります。
また、ライブ中に視聴者からアクションが発生した場合、シグナルが蓄積されていきます。
そして、ライブ動画をIGTVでアーカイブにすることで、見逃した人でも視聴することが出来ます。
さらに、アカウントでの滞在時間を長くすることにも繋がります。
インタラクティブスタンプを利用する
ストーリーズでは、
- 質問
- アンケート
- クイズ
など、ユーザーとのやり取りを活性化させる機能が存在します。
上記のようなスタンプを活用することで、シグナルとなるインタラクションが発生します。
そして、ユーザーと積極的に会話することで、親密度を高めることが出来ます。
アルゴリズムで優位に立つためには、重要になります。
カメラエフェクトを使用する
Instagramでは、オリジナルのARフィルターを公開することが出来ます。
面白いフィルターを使ったストーリーズは、シェアされやすい傾向があります。
ストーリーズをシェアしてもらうことで、親密度を上げることに繋がります。
ユーザーの投稿をリポストする
ユーザーが投稿した
- フィード投稿
- タグ付けされたストーリーズ投稿
などは、積極的にリポストしてみましょう。
コメントの返信と同様に、アカウント双方のシグナルとなるので、親密度の向上に繋がります。
ただし、リポストのみのアカウント運用には注意しましょう。
2022年のアルゴリズムでは、再投稿コンテンツよりもオリジナルコンテンツを高く評価します。
したがって、リポストだけではなく、オリジナルコンテンツを発信することも大切です。
人気の音源を使用したリールを作成する
リールは、音源を起点として広まっていくことが多いです。
リールタブや発見タブでも、閲覧者がお気に入りの音源が使用されている動画がレコメンドされています。
よく利用されている人気な音源を使用することで、リールタブや発見タブに表示されやすくなります。
ただし、企業アカウントの場合は、ライセンスの制限によって、使用できる音源が限られているので注意してください。
Instagramの様々な機能を使いこなす
2020年に開催されたInstagramの公式イベント「House of Instagram Japan」では、ユーザーの85%が
など、フィード以外の機能を活用していることが発表されました。
フィードとストーリーズの活用は必須として、上記のような機能も使いこなすことがシグナルの蓄積に繋がります。
よくある質問と回答
2022年9月に行われたInstagram Master Classでは、以下のように説明されました。
「Instagramのアルゴリズム構造は、複数のアルゴリズムが存在しており、フィード、発見タブ、リールといったアプリの部分ごとに独自のアルゴリズムが使用されている」
上記の説明の上で、よくある質問と回答がされました。
それぞれ紹介していきます。
- アカウント種別が違っても同一のアルゴリズムである
- ブランドコンテンツ投稿はランキングアルゴリズムに影響しない
- プロフィールに他のSNSのリンクを入れてもランキングアルゴリズムに影響しない
- 同じハッシュタグを繰り返し使ってもランキングアルゴリズムに影響しない
- 投稿後のキャプション編集でランキングアルゴリズムに影響しない
アカウント種別が違っても同一のアルゴリズムである
個人用アカウントとプロアカウントでアルゴリズムが変わることはありません。
したがって、目的に応じてアカウントを切り替えておきましょう。
ビジネス活用の場合は、分析が出来るプロアカウントがおすすめです。
ブランドコンテンツ投稿はランキングアルゴリズムに影響しない
「タイアップ投稿」と書かれたブランドコンテンツツールを使った投稿は、ランキングアルゴリズムに影響しません。
ただし、クリエイターとブランドを結び付けて信頼性を保つ手段として表示されるので、エンゲージメントが獲得しやすくなります。
Instagramは、タイアップ投稿の積極的な利用を推奨しています。
プロフィールに他のSNSのリンクを入れてもランキングアルゴリズムに影響しない
プロフィール欄には、1つだけWebリンクを設置することが出来ます。
しかし、「他のSNSリンクを入れるとアルゴリズム上不利になる」という噂がありますが、明確に否定されました。
同じハッシュタグを繰り返し使ってもランキングアルゴリズムに影響しない
ハッシュタグの量は関係なく、あくまでハッシュタグは「利用者が検索しやすくなる為のもの」です。
したがって、関連性の高いハッシュタグの利用を推奨されています。
ハッシュタグは、最大で30個まで使用可能です。
ハッシュタグを有効活用しましょう。
投稿後のキャプション編集でランキングアルゴリズムに影響しない
Instagramの投稿キャプションは、投稿後に編集することが出来ます。
投稿後に誤りなどがあり、キャプションを編集しても、アルゴリズムに影響はありません。
まとめ
Instagramのアルゴリズムについて、詳しく解説しました。
Instagramでは、自分のことをフォローしているユーザーが、どのようなコンテンツを好むのかを考えて配信することが大切です。
そして、どのような反応をするのか、定期的にインサイトで分析することが重要です。
反応が悪い場合は、投稿をブラッシュアップしましょう。
また、通常の投稿だけでなく、
など、様々な機能を駆使してリーチすることが大切です。
Instagramのアルゴリズムについて、理解することが難しいと感じた方は、運用代行を利用することもおすすめです。
運用代行では、プロがアカウントを運用してくれます。
初心者が手探りで運用するよりも、効率的にアカウント運用してくれます。
したがって、アカウント運用に対するリソースが無い企業などは、運用代行を利用してみてはいかがでしょうか。