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インスタグラムはユーザー数の多いSNS
現代において、多くの方が利用しているSNSと言えば、Instagram(インスタグラム)です。
インスタグラムは2010年10月にリリースされたサービスです。
写真を投稿することで、他のユーザーとのコミュニケーションを取ることが出来るSNSとして、世界中で大人気となったサービスです。
インスタグラムは、リリース開始から3か月で、ユーザー数が100万人を超えるなど、非常に速いスピードで、世界中で人気となっていきました。
2013年2月には、ユーザー数が1億人突破となり、多くの方が利用するようになりました。
インスタグラムのユーザー数の増加速度は、留まることを知らず、年々増加しています。
今やInstagramは、世界で5本の指に入る程、ユーザー数の多いSNSとなりました。
本記事では、インスタグラムのユーザー数について、世界・国内別で紹介していきます。
いったいどれほどのインスタグラムユーザー数が存在するのか、予想が付かない人がほとんどです。
ぜひ参考にしてみてください。
全世界のインスタグラムのユーザー数
まずは、世界でのインスタグラムのユーザーについて、見ていきます。
世界月間アクティブユーザー数
出典元:TechCrunch
月間アクティブユーザー数は、一か月にどれほどのユーザーがインスタグラムを利用しているかを表す数字です。
全世界での月間アクティブユーザーは、2018年6月の時点で10億人であると「TechCrunch」の記事にて発表されました。
世界中の人口が約80億人に対して、アクティブユーザーが10億人となると、8人に1人がインスタグラムを使用していることになります。
また、調査対象がアクティブユーザーに対してなので、アカウントは持っているが、使っていない方は除かれています。
世界日間アクティブユーザー数
日間アクティブユーザー数は、一日にどれほどのユーザーがインスタグラムを利用しているかを表す数字です。
全世界での日間アクティブユーザー数は、2017年9月に5億人に達したと、「TechCrunch」の記事にて発表されています。
月間アクティブユーザーの10億人という数字に対して、日間アクティブユーザー数は半分の5億人となっています。
ようするに、月に1回でも利用するユーザーの中には、ほぼ毎日利用しているユーザーが半数近く存在することが分かります。
現在、私生活にインスタグラムが入り込んでいる方は多いです。
暇があればインスタグラムで検索をする、何かあればストーリーズにシェアするなど、1日に何度もインスタグラムのアプリを開くユーザーが、非常に多くなってきています。
ストーリーズの世界日間アクティブユーザー数
ストーリーズは、気軽に投稿出来て、誰でも簡単に楽しむことが出来る機能として、非常に人気の高い機能です。
そんなストーリーズは、2016年1月に発表された機能となっています。
ストーリーズ機能がリリースされてから、現在(2022年2月)で6年経過しています。
ストーリーズ機能の日間アクティブユーザー数は、2019年1月で5億人に達したと、「statista」の記事にて発表されています。
また、リリースからの日間アクティブユーザーの推移は以下のグラフのようになっています。
出典元:statista
リリースした年内に、1度アクティブユーザーを調査したところ、1億人の利用者がいることが分かります。
次に、2017年に4度に渡り調査したところ、5,000万人ずつ利用者が増えているのが分かります。
約3か月ごとに調査して、5,000万人増えているということから、世界での人気の広まる速さに驚きます。
そして、2018年6月には4億人、2019年1月には5億人に達しています。
フィードに並ぶ投稿は、インスタ映えを意識した投稿が多いため、「投稿をするのは敷居が高い」と感じているユーザーは少なくありません。
しかし、ストーリーズ機能なら、作成モードを使用することで、デフォルトの背景にテキストを入力するだけで利用出来ます。
また、24時間で投稿したものが消えるため、簡単な内容を投稿するユーザーが増えています。
したがって、ストーリーズは投稿への敷居を高く感じていたユーザーが、気軽に使える機能として、人気を博しました。
現在では、ストーリーズにアンケート機能や質問スタンプなど、他にも様々な機能が追加されたことで、さらに多くのユーザーが利用するようになりました。
国別ユーザー数ランキング
どこの国でインスタグラムが人気かランキング形式で紹介します。
国名 | ユーザー数 | |
---|---|---|
第1位 | インド | 1億8,000万人 |
第2位 | アメリカ | 1億7,000万人 |
第3位 | ブラジル | 1億1,000万人 |
第4位 | インドネシア | 9,300万人 |
第5位 | ロシア | 6,100万人 |
参照元:https://backlinko.com/instagram-users
日本国内のインスタグラムのユーザー数
世界で非常に人気のあるインスタグラムですが、国内でも、もちろん人気は高いです。
インスタグラムが日本国内に浸透し始めたのは、2014年ごろとなります。
リリースされた2010年から現在に至るまで、どのように日本ユーザーが増えていったのか見ていきましょう。
国内月間アクティブユーザー数
日本は、最も急速にInstagramの利用者が伸びているマーケットのひとつです。日本における月間アクティブアカウント数は3300万アカウント(2019年3月時点)。
その後、公表しておりませんが2020年、2021年と広がり続けています。#インスタ公式セミナー pic.twitter.com/BkpgbpJhZ5
— Instagram マーケティング JP (@FBBusinessJP) September 16, 2021
インスタグラムの国内月間アクティブユーザーは、2017年10月に2,000万人を突破しました。
また、2019年3月にも、国内月間アクティブユーザーが3,300万人を突破したことが「Meta社(旧Facebook社)」によって発表されています。
1年半の間で、1,300万人ものアクティブユーザーが増えたことが分かります。
2018年11月の直近でのインスタグラムのアップデート内容を確認してみたところ、以下の2つの機能が追加されていました。
- 2018年5月、プロアカウントにて、プロフィール画面に「予約する」「問い合わせをする」などのアクションボタンを追加
- 2018年6月、IGTVの導入
- 2019年3月、ショッピング機能で使えるチェックアウト機能が発表される
以上の2点から、4か月の間にユーザーが500万人増えた要因として、一番考えられる要因は、アクションボタンの追加が関与している可能性が高いです。
アクションボタンの追加によって、企業がインスタグラムに自社メディアを展開しやすくなりました。
したがって、多くの企業がインスタグラムへ参入することとなりました。
チェックアウト機能に関しては、発表されてから間もないため、要因としては考え難いです。
しかし、ショッピング機能が便利になったことで、さらに多くの企業が参入したことは、予想出来ます。
インスタグラムには、非常に多くのユーザーが存在します。
また、インスタグラムの特徴として、写真や動画を投稿することによって、コミュニケーションを取ることが出来るSNSとなっています。
したがって、企業にとっては、自社製品のPRをする場として、インスタグラムは絶好の場となるのです。
多くの企業がインスタグラムへ参入することによって、気になる商品をGoogleなどで検索していたユーザーが、インスタグラムで検索するようになります。
結果的に、インスタグラムを利用するユーザーが増えることに繋がりました。
年齢別ユーザー数 男女別(国内)
上記の図は、年齢・性別で見た国内ユーザーのグラフとなります。
男女別で見た際に、50代以外は、全て女性の方がユーザーの割合は多くなっています。
唯一男性の方が割合が多い50代であっても、男性が51%と、ほぼ割合が女性と変わりません。
したがって、インスタグラムは女性からの人気が高いサービスであることが分かります。
また、年代が高くなるにつれて、ユーザー数が少なくなってきて、60代では、利用者はおよそ100万人となっています。
60代のユーザー数が少ない原因の一つとして、以下のことが考えられます。
- スマートフォンを持っていない方が多い
- 使い方がいまいち分からず、手を出せない状態にある
年々スマートフォンを所持する60代の方が増加しているため、緩やかではありますが、インスタグラムの利用者も増加傾向にあります。
主にインスタグラムを使用している年代として、20代~30代が目立ちます。
一番写真を取る機会が多い若い世代に利用者が偏るのは、必然的だと言えます。
国内のインスタグラムアカウント開設企業数
2016年1月時点で、インスタグラムアカウントを開設している企業は、1万社を超えていると「ユーザーローカル」によって発表がありました。
インスタグラムでは、リリースした当初、なるべく企業色を排除するように運営されてきました。
しかし、2015年に、インスタグラムは、ビジネス層に対する大幅な方針転換を行いました。
グラフから分かるように、2014年の時点では2,335社となっている企業数が、2015年になると5,149社、2016年では10,426社となっています。
実際にどのように方針を変えたのかと言うと、例えば、インスタグラム広告を導入しました。
インスタグラムは、ビジネス層へのアプローチを開始することによって、完成形のプラットフォームに近づいたと言えます。
インスタグラム広告を導入することによって、一般ユーザーだけでなく、多くの企業が参入し始めました。
インスタグラムが方針転換をしてからは、積極的に企業へアプローチする姿勢を見せており、参考になる部分は多いです。
まとめ
インスタグラムは、今となっては、世界中で、なくてはならない存在となっています。
世界中でインスタグラムを利用して楽しんでいるユーザーだけでなく、インスタグラムで情報を発信することを職業にしている「インフルエンサー」も存在します。
また、インスタグラムが、積極的にビジネス層へのアプローチを始めたことで、企業のインスタグラムへの参入が、非常に増えてきています。
企業が増えることで、インフルエンサーを用いた宣伝活動である、インフルエンサーマーケティングが近年では主流となりました。
インフルエンサーは、芸能人でなくても、一般人でもなることが出来、企業から案件の依頼が来るようになります。
インフルエンサーや企業の存在は、ユーザー数が多いからこそ成り立っているのです。
年々増加するインスタグラムユーザーは、今後も増加し続けることは間違いないです。
したがって、より多くの企業の参入も予想され、インスタグラムの規模が拡大され続けます。