目次
- 1 官公庁もインスタグラムをやっている
- 2 【11選】官公庁のインスタグラム活用事例
- 2.1 福島県(@realize_fukushima)
- 2.2 東京都庁広報課(@tocho_koho_official)
- 2.3 長野県(@nagano_japan)
- 2.4 三重県観光連盟(@kankomie)
- 2.5 島根県うんなんエリア観光情報(@unnan_area)
- 2.6 香川県(@udonken_kagawa)
- 2.7 熊本県観光公式(@kumamotto.official)
- 2.8 OKINAWA JAPAN(@visitokinawajapan)
- 2.9 首相官邸(@kantei)
- 2.10 芦屋市(@ashiyacity_official)
- 2.11 福岡市(@fukuoka_official)
- 3 官公庁のインスタグラムから学べること
官公庁もインスタグラムをやっている
Instagram(インスタグラム)は、まだまだ若い人たちだけが使っているサービスだと思っている人がいるかもしれません。
しかし、時代とともに状況は移り変わっていて、今では官公庁もインスタグラムを利用しています。
SNSと国の情報は相性が良いのです。
最も顕著な例が、災害情報だと言えます。
災害情報をSNSで発信すれば、速やかに国民に伝わります。
官公庁と言えば、一般的にお堅いイメージがあります。
インスタグラムを有効活用することによって「お堅いイメージ」を払拭しようと努力しています。
官公庁がインスタグラムを活用する理由
官公庁がインスタグラムを有効活用するのにはしっかりとした理由があります。
日本国内に限定しても、インスタグラムの利用者は月間2,900万人程度です。
官公庁が発信をすることによって、多くのユーザーに情報を伝えることが出来ます。
Instagram以外のSNS(TwitterやLINEなど)も組み合わせば、より多くの人へ発信することが出来ます。
現代においては、新聞などで伝えるよりも、インスタグラムなどのSNSを使う方が、圧倒的に伝達スピードが速いと言えます。
【11選】官公庁のインスタグラム活用事例
官公庁が「実際にどのようにインスタグラムを活用しているのか」について紹介します。
非常に役立つ事例が多いので、これからインスタグラムを活用しようとしているのならば、ぜひ参考にして下さい。
福島県(@realize_fukushima)
福島県は地域振興のために活用しています。
日々、福島県ならではの自然に関する投稿やイベントなどの様子を投稿しています。
福島県のインスタグラムを見てみると、3つのカテゴリを上手に使い分けている様子が見受けられます。
- 自然
- 食
- イベント
SNSにおいてはどれも強力なジャンルです。
明るさを前面に出し、アカウント全体のイメージが統一されているのも魅力的です。
福島県のアカウントに言える事は、統一感が素晴らしいという点です。
統一感は、SNSマーケティングの鉄則です。
福島県は、SNSマーケティングの鉄則を破ることなく、統一感を持ったアカウント作りに邁進しているのです。
これは、ぜひ見習いたいポイントです。
アカウントの統一感を出すためには、アカウントの方向性をしっかりと見定め、投稿者ごとに内容に違いがでないようなマニュアルを作ることが重要です。
東京都庁広報課(@tocho_koho_official)
東京都庁広報課も、インスタで積極的に発信を実施しています。
統一感のある写真が投稿のメインで、動画も適度に織り交ぜて投稿されています。
投稿内容は、東京では珍しい街中にある自然などです。
田舎では普通の風景であっても、大都会東京では意外性があります。
何気ない風景を発見することが出来るのが、東京都庁広報課のアカウントです。
東京都庁広報課のインスタアカウントを確認して、投稿された場所に足を運ぶ人もいるくらいです。
長野県(@nagano_japan)
長野県は、長野の観光地をもっと広める目的で利用しています。
長野県のInstagramアカウントは、官公庁にしてはとても多い15,000人程度のフォロワーがいます。
人気の理由は、写真にこだわっているからです。
インスタは写真文化なので、美しい写真があれば、フォロワーが積極的に行動してくれることが多くなります。
アカウントのページに入ると、まず驚くのが、ページを大きく占めている縦長の画像です。
長身の樹木を写真に使って、縦長の画像を最大限に活かすといった試みも実施しています。
インスタグラムの活用方法がとても上手と言えます。
投稿内容は、長野の象徴的な自然の写真が多く、どれも素敵な写真ばかりです。
また、観光目的に使っていることもあり、日本人より外国人へのアプローチ目的が強いです。
そのため、日本語が中心ではなく、英語表記が目立ちます。
しっかりと英語記述していることで、外国人に長野県の魅力が伝わり、長野を訪れてみようという外国人の増加に繋がります。
三重県観光連盟(@kankomie)
三重県観光連盟もフォロワー数が17,000人を超えており、官公庁のインスタアカウントでは、とても多いフォロワー数です。
三重県観光連盟のアカウントが力を入れているのは、ユーザーとのやり取りです。
具体的には、三重県に合致するような内容かつ特定のハッシュタグがつけられた投稿をリポストするというものです。
官公庁のアカウントにリポストされるというのは、なかなか珍しいことなので、喜ぶユーザーも多いです。
リポストすることによって、活発なコミュニケーションが行われているので、今後もファンが増え続けていく可能性は高いと言えます。
三重県観光連盟が指定したハッシュタグの投稿は膨大な数にのぼり、その中から本当によい写真を選ぶのはとても労力が必要です。
努力家な一面もユーザーに支持される理由のひとつと言えます。
ユーザーと三重県観光連盟の交流は、企業から見てもとても参考になるものです。
島根県うんなんエリア観光情報(@unnan_area)
島根県うんなんエリア観光情報は、フォロワー数はそこまで多くはないものの、更新に力を入れているため、今後伸びる可能性を秘めているアカウントです。
きめの細かい運営を実施するアカウントのフォロワーは、伸びていく傾向があります。
目を引くのが、全体的な統一感です。
しっかりと、どういった方針でアカウントを運営していくのかが浸透している素敵なアカウントと言えます。
さらに、知人に語りかけるような文体を使っており、官公庁のお堅いイメージを良い意味で崩すことに成功しています。
まるで友達から言葉を投げかけられているような錯覚を覚え、親近感や共感という意味で有利に働く方法だと言えます。
観光名所に関する投稿も積極的にしており、しっかりと位置情報(ジオタグ)がつけられているので、観光ガイドという意味合いで利用することも出来ます。
小さな工夫の積み重ねが、やがては大きなアカウントに繋がっていくのです。
香川県(@udonken_kagawa)
香川県は「うどん県」という名前でインスタグラムを運用しています。
うどんの投稿ばかりかと思いきや、実際にはそれ以外の投稿もたくさんしています。
香川県内の観光名所についての情報を提供もしてくれますし、おいしい食べ物がある場所についての情報も豊富です。
写真には、香川県の魅力がふんだんに詰め込まれています。
見ているだけでも香川の魅力が伝わってきます。
香川県のInstagramアカウントを見て、香川県に旅行に行ってみようと思う人は多いです。
ハッシュタグには英語を多用し、日本国内の観光客だけではなく海外からの観光客にもしっかりとアプローチしています。
熊本県観光公式(@kumamotto.official)
33,000人以上のファンを獲得することに成功している熊本県観光公式のInstagramアカウントも、とてもフォロワー数が多いと言えます。
熊本県観光公式で注目したいのは、インフルエンサーマーケティングに着手しているところです。
実際のインスタグラマーを起用して、実際に熊本を訪れて、何を感じたかを投稿をしてもらっています。
官公庁アカウントの中では、とてもフォロワー数が多いアカウントになります。
なので、インフルエンサーマーケティングのマーケティング効果はしっかりと発揮されていると言えます。
OKINAWA JAPAN(@visitokinawajapan)
OKINAWA JAPANは、沖縄県の公式Instagramアカウントです。
沖縄の場合は、完全に外国人観光客向けにインスタグラムを活用しています。
そのため、アカウント内で発信される情報はすべて英語で統一されています。
"日本の自然を楽しむ"目的の旅行者は多いです。
沖縄だからこその大自然を投稿したり、沖縄で食べられるグルメを紹介したりして観光客の獲得に励んでいます。
沖縄県のInstagramアカウントから学べることは、ターゲットを明確にしている点です。
あれもこれもとターゲットを広げがちですが、インスタグラムは一極集中した方がフォロワーが増えやすいです。
OKINAWA JAPANは、明確なターゲティングを忠実に再現しています。
特定のターゲットに完全に特化しているので、アカウントページもとても見やすくシンプルです。
首相官邸(@kantei)
あの首相官邸もインスタグラムを利用する時代になりました。
各国の大統領がSNSで情報を発信する時代なので、日本でもSNSを使った配信が行われても、なんら不思議なことではありません。
さすがは日本の中枢というだけあって、フォロワー数は20万人を超えています。
普段見られない首相官邸というテーマに基づいて、運営されています。
首相官邸ということで、堅苦しいイメージを抱かれがちですが、意外なほどフレンドリーです。
特定の話題に対するオフショットを掲載してみたり、首相の動向に関する投稿があったりします。
フォローはしていなくとも、閲覧しているユーザーがとても多いのが特徴です。
これからの日本を支えていく若い世代は、デジタル・ネイティブです。
さらに、SNSネイティブとも言えますので、若い世代にアプローチするためには、ウェブ空間での試みが非常に重要です。
芦屋市(@ashiyacity_official)
この投稿をInstagramで見る
芦屋市は、市内の風景を写真で紹介しています。
ハッシュダグを付けて投稿された写真を、市の広報に掲載するキャンペーンも実施しています。
川、海、街中の緑など住宅地の中に自然を感じられる写真が多くあります。
福岡市(@fukuoka_official)
福岡市内で撮影された魅力的な写真が多く掲載されています。
特徴的なのが、「#fukuokapeople」というハッシュタグで、福岡で活躍されている方にフォーカスを当てて紹介がされています。
福岡市内の有名な場所を、インスタグラムで確認できることも人気のひとつと言えます。
官公庁のインスタグラムから学べること
官公庁のInstagramアカウントから学べることを紹介していきます。
たくさん学べる運用ポイントがありますので、ぜひ確認してみて下さい。
継続は力なり
一般的に官公庁アカウントはフォロワーを獲得しにくいです。
しかし、中には1万フォロワーを超えるような官公庁アカウントも存在しています。
フォロワーの多いアカウントから学べる事は、地道に投稿を継続していくことの重要性です。
こつこつとアカウント運営を続けることによって、必ず見てくれるファンは増えてきます。
昔から、地道に続けている人に対してエールを送る文化がインターネットにはあります。
最初はなかなかフォロワー数が伸びずとも、積極的にかつ真摯にアカウント運営を続けていれば、いずれ花開く時がやって来ます。
ターゲットを明確にする
官公庁アカウントで目立ったのが、
- 旅行ジャンルの投稿が多い
- 外国人向けのサイト作りをしている
などです。
ターゲットが明確だからこそできる試みです。
SNSマーケティングにおいては、ターゲットがぶれてしまうと、まったく成果が出ないということも珍しくありません。
また、インスタグラマーを利用したインフルエンサーマーケティングに取り組んでいるものもありました。
ターゲットを設定し、積極的にアプローチすることが非常に重要です。
しっかりとアカウントを運用すれば、ターゲットもこちらに歩み寄ってくれます。