目次
インスタグラムの宣伝について
インスタグラムを使っている企業ならば、インスタグラムを活用した宣伝を使いこなすべきです。
最近のインスタグラムは、企業に色々な機能を解放しています。
なので、上手にツールを使いこなせれば、たくさんの人たちにアプローチ出来ます。
インスタグラムの宣伝の方法
まずは、インスタグラムの宣伝方法について紹介します。
宣伝方法が分からなければ、使いこなすことも出来ません。
インスタグラムの宣伝方法は、一つだけではありません。
状況に応じて、様々な方法・手段で宣伝することで高い広告効果が期待できます。
プロアカウントを利用する
インスタグラムでの宣伝方法には、プロアカウントを有効活用する方法があります。
無料のシステムを利用して宣伝できますので、余計なコストが発生しません。
あまり予算を使えない局面で、効果を発揮する宣伝方法ですので、プロアカウントを持っているなら、積極的に使うべきです。
また、基本的にプロアカウントは、どのような状況においても、積極的に使っていきましょう。
せっかく、無料の宣伝ツールを使える訳ですから、プロアカウントを使わないのはもったいないです。
広告を出稿する
次に紹介するインスタグラムでの宣伝方法は、広告機能を利用するという方法です。
広告機能は無料ではなく、インスタグラムに広告費を支払って、広告を出稿します。
広告費を支払うだけあって、インスタグラムが抱える膨大なユーザーに対して、アプローチ出来ます。
広告機能を使うとことは、即効性のある方法ではあります。
しかし、広告費用がどうしても発生するので、多用できるような方法ではありません。
即効性というメリットがある反面で、広告費が発生するデメリットもあることを理解しておくべきです。
インスタグラムは宣伝場所として最適
インスタグラムで宣伝をするなら、インスタグラムで宣伝をすることが本当に最適なのかを考える必要があります。
もっと他に良い広告媒体があるなら、より良い広告媒体を選ぶ方が利益に大きく繋がります。
インスタグラムが宣伝媒体に向いている理由をいくつか紹介します。
SNSで検索するのが普通になっている
最近の若い世代(Z世代)の行動として覚えておきたいのが、最近は検索エンジンではなく、SNS上でものを探す時代になってきています。
当初は、若い世代に見受けられる行動だったのですが、今となっては30代以降の人たちも、普通にインスタグラムでお気に入りの商品を探す時代になってきたと言えます。
そして、インスタグラムというのは、SNSの中でも、商品検索に活用されやすいサービスです。
人によっては、インスタグラムを利用する主たる目的が、商品探しという人もいます。
したがって、SNSでお勧めされている商品をネットで購入するというのは、ごく普通のことになっています。
2018年に行われたアンケート調査では、日本人を対象に、「インスタグラムを商品やサービスを利用するきっかけとして使っているか?」という質問に対して、およそ8割の人がYESと答えたというデータがあるのです。
インスタグラムの特徴として、ファッションアイテムに強いというものがあります。
したがって、ファッションに限定すれば、さらにインスタグラムの情報を参考にする可能性が高いと言えます。
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インスタグラムがファッションに強い理由は、インスタグラマー(インフルエンサー)は、とにかく写真撮影が上手いことにあります。
商品がより良く写り、購買欲を刺激されるユーザーが多くなっています。
インフルエンサーと呼ばれる人たちは、購買層に多大な影響力を持っています。
今では政治家やタレントの発言よりも、一般人の主婦インフルエンサーの発言の方が「信頼性がある」と感じている人が多いです。
インフルエンサーが強い影響力を持っていることが、Instagramの大きな特徴と言えます。
ターゲットに対してピンポイントに情報が届く
インスタグラムは、大勢に向けて情報を発信する場合にも向いていますが、特定の層に向けて情報を発信する際にも向いています。
ターゲットを定めるのに向いている理由は、ハッシュタグ(#)の存在です。
ハッシュタグマネジメントを最適化すれば、特定層にピンポイントに情報を届けることが可能です。
そして、インスタグラムのユーザーが、商品検索の際に多用するのがハッシュタグ検索という訳です。
「タグる」という言葉が生まれるほど、ハッシュタグの検索は馴染んでいますので、ハッシュタグを利用しないのはもったいないです。
視覚効果が高い
インスタグラムは、動画コンテンツのYouTubeに負けないくらいの視覚効果を持っていると言えます。
最近は、動画コンテンツが増えてきたので、より一層インスタグラムの視覚効果は際立っています。
また、インスタグラムの視覚効果を有効活用出来るようなジャンルの商品は、インスタグラムでの宣伝にとても向いています。
例えば、ファッション、グルメ、旅行、コスメなどです。
Instagramでの視覚効果によってアプローチするのに向いているジャンルです。
画像や動画というのは、作成する側も楽です。
インスタ映えするポイントは把握しなければなりませんが、文章をあれこれ考える必要がなく、ただ撮影すれば良いだけです。
写真の撮影技術が高ければ高いほど良いですが、インスタグラムユーザーの全てが、プロレベルの写真を求めている訳ではありません。
まずは無料でインスタ宣伝を活用してみよう
インスタグラムの宣伝を無料でするためには、プロアカウントを取得して、普通に投稿を続けていくだけでOKです。
プロアカウントを使った宣伝に役立つ機能を紹介していきます。
フィード機能
フィード機能は、一般的なインスタグラム内での投稿を利用する際に使う機能になっています。
インスタグラムの機能が集約されていて、ハッシュタグを使うことも出来ますし、シェア機能が備わっているものです。
フォロワーにアプローチすることも出来ますし、フォロワー以外の人たちに対して、広くアプローチする際にもおすすめです。
フィード機能の注意点
フィード機能を宣伝に利用する際には、注意すべきポイントがあります。
キャプションには、リンク(URL)を貼ることが出来ないという点です。
リンクを使った手法は、マーケティングや宣伝において重要です。
しかし、Instagramの投稿でURLを記載してもただの文字列になってハイパーリンクにはなりませんので要注意です。
インスタグラムで、リンク(URL)を貼るならストーリーズを活用すべきです。
ストーリーズ投稿機能
ストーリーズ投稿機能は、ストーリーという愛称で知られる機能です。
インスタグラムの中では、比較的新しい機能なのですが、近年になって凄まじい伸びを見せている機能です。
ストーリーズは24時間で消えるから限定クーポン向き
ストーリーズは、投稿後24時間が経過すると、自動的に投稿が削除されます。
ストーリーの手軽さがウケて、爆発的な人気を誇るようになっているのです。
上手い戦略を取る企業は、ストーリーの時間限定を逆手にとって、限定クーポンを表示させるというようなことを行っています。
ストーリーズの注意点
ストーリーズの注意点としては、フォロワーに特化した投稿であるということです。
フォロワー以外には中々情報が届かないので、広く一般的に情報を届けるような場合には、あまり向かないと言えます。
しかし、特定のフォロワーにだけ届けたいような場合には、ピッタリのコンテンツだと言えます。
フォロワー限定キャンペーンなどを提供すれば、フォロワーである自分たちは大切にされているという特別感を演出することが出来ます。
ストーリーズにはリンクが貼れる
ストーリーズでは、フォロワー数に応じて特典があります。
フォロワー数が1万を超えたアカウントにのみリンク機能が開放されていました。
しかし、2021年10月27日のアップデートで全ユーザーがストーリーにリンクスタンプ(link sticker)を貼れるようになりました。
ビジネスの観点から考えても、リンク掲載は非常に有効な手段になるので、積極的に活用すべきです。
ストーリーのリンクスタンプを掲載することで、タップするだけでリンク先のページにユーザーを飛ばすことが出来ますので、宣伝効果が非常に高いです。
Reels(リールズ)機能
Reels(リールズ)は、インスタグラムにおいて比較的新しい機能です。
動画コンテンツの派生型で、15~30秒の短い動画を作成して、シェアできます。
また、動画を編集するエディタには、充実した機能が揃っています。
簡単に音楽(BGM)を追加したり、エフェクトをかけたり出来ます。
さらに、速度の調整が可能で、短い時間でもクリエイティブな動画を作成することが可能です。
リールは、非常におもしろい編集機能付きの動画コンテンツなので、今後も伸びてくことが予測されています。
分からない機能でも逃げずに、積極的に投稿して、使いこなせるようチャレンジしておきたい機能の一つです。
ショッピング機能
ショッピング機能は、企業にとって売上アップに直結する重要な機能です。
インスタグラムの投稿にショッピング機能を付加することで、Instagramアプリから直接お買い物ができる機能です。
Instagramアプリ内で
- 価格
- 商品名
をチェックでき、高い訴求力を持ったコンテンツです。
ショッピング機能は、プロアカウントに移行していれば使えますので、自社商品のある企業は積極的に使っていきましょう。
ショッピング機能の注意点
ショッピング機能を利用する際の注意点は、サービスに対しては利用できないという点です。
何かの形のある商品なら、利用することが出来ます。
しかし、目に見えないサービスを売りにしている企業は、残念ながら活用できません。
今後は、機能が拡充されていく可能性は多いにありえます。
サービス系の企業は、今後のアップデートに注目しておきましょう。
インスタグラムの宣伝を効果的に使うためのポイント
インスタグラムの宣伝を効果的に使うためのポイントを把握しておきましょう。
広告費を支払って宣伝をする場合であっても、ポイントを押さえていなければ、十分な効果が発揮されない可能性があります。
しっかりと重要ポイントを理解しておきましょう。
ターゲットをしっかりと設定する
インスタグラムの宣伝を効果的にするためには、顧客となるターゲットをしっかりと設定する必要があります。
ターゲットを設定することは、マーケティングにおいて最も重要なことです。
インスタグラムは、多方面でのアプローチに向いています。
しかし、広告費を使って様々なターゲットにアプローチしていると、予算消化が激しくなり、いずれ資金は尽きてしいます。
ターゲットを明確にすることで、効率よく訴求してくことが重要になってきます。
ちなみに、プロアカウントでの無料投稿を利用して、宣伝する場合には、よりターゲットの選定は重要になってきます。
ターゲットを明確にしたら、ハッシュタグなどを有効活用して、しっかりとターゲットに情報が届くようにしましょう。
キャンペーンを実施する
キャンペーンを実施することは、SNSマーケティングではよくある手段です。
キャンペーンを開催する時に意識すべき点は、参加したユーザーにどんなメリットがあるかを明確にするということです。
例えば、クーポンを配布したり、商品を配布したり、ユーザーにとって分かりやすいキャンペーンにすると良いです。
忘れてはいけないのが、企業側にもしっかりとメリットのあるキャンペーンをするということです。
ただ、プレゼントをするだけのキャンペーンであれば、出費しただけで終わってしまいます。
キャンペーンに参加する条件として、ハッシュタグを設定してもらうなどの条件にすることで、企業認知が高まるメリットがあります。
あからさまな「買って」は嫌われる
インスタグラムの活用方法が上手な企業は、あからさまな「買って」というイメージを無くしています。
企業として商品を売りたいのは本心です。
しかし、本心を見抜かれてしまうと、ユーザーはすぐに離れてしまいます。
「自分たちに好意的にしてくれるのは、商品を買って欲しいから」なんだと思われてしまうと逆効果で、商品が売れなくなってしまいます。
インスタグラムのユーザーは、あからさまな宣伝活動には非常にシビアなので、要注意です。
インサイト機能で分析する
インスタグラムには、企業がインスタグラムを使って実施したマーケティングの効果測定ツールである「インサイト」という機能があります。
インサイト機能は、インスタグラムにおけるユーザーの行動を分析することが出来るツールで、ホームページの解析ツールのようなものだと考えれば良いです。
インサイトを利用するなら、以下の3つを知っておきましょう。
- リーチ数
リーチ数とは、ホームページのアクセス数のようなものです。
PV(ページビュー)ではなく、UV(ユニークビジター)で数えられています。 - インプレッション数
インプレッション数とは、PV(ページビュー)のことで、投稿の表示回数のこと。 - エンゲージメント
エンゲージメントとは、いいねやコメントなどを含めた総アクションのこと。
インサイトには、「リーチ数」「インプレッション数」「エンゲージメント」の3点だけでなく、その他の情報も分析することが出来ます。
インサイトを確認することで、自分たちのアカウントが今後どのように進んでいけば良いのかが分かります。
インスタグラムの宣伝機能は優秀な営業マン
インスタグラムは様々な宣伝に活用できます。
宣伝に使える様々な機能は、まさに優秀な営業マンと言っても過言ではありません。
色々なビジネスに活用できる宣伝機能が備わっています。
これからSNSマーケティングをするなら、インスタグラムは必ず使いこなせるようになっておくべきです。
今後は、インスタグラムの発展に伴って、企業からの需要が高まり、宣伝機能が重要視されるようになります。
先立って宣伝機能を使いこなせるようになっておくとメリットは大きいです。