出典元:https://about.fb.com/ja/news
世界に10億人以上、日本だけでも3,300万人以上のユーザーを抱えるInstagramは、もはや企業にとって格好の宣伝メディアです。
など、企業運用向けのコンテンツにも幅が広がり、特に若年層をターゲットとする企業であればInstagramの自社アカウント開設は必須とも言える状況となりました。
これからInstagramを活用したいと考える企業はもちろんのこと、すでに活用し始めている企業もあらためて運用の方法を見直してみましょう。
まずは開設の流れと、効果的な運用のためには何が必要なのかをまとめます。
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目次
Instagramは企業のキャンペーン施策での主役メディアへ
出典元:https://business.instagram.com
Instagramは急成長を続け、すでにSNSとしてはトップクラスの大注目SNSとなりました。
海外はもちろんですが、国内でもInstagram上でキャンペーンを実施する企業が増え、多くの企業が成功を導き出していることは周知の事実です。
Instagram上でそのアカウントが個人なのか企業なのかは、Instagramの公式マーク(Instagram認証バッジ)がついているかどうかでわかります。
ただこれはあくまでInstagram側が基準を満たしたアカウントに付与するものなので、会社で運用するのであれば自社内でしっかりルールづけをし、企業として情報発信ができる環境を整えましょう。
ビジネスで活用するならプロアカウントを開設しよう
出典元:https://www.facebook.com/business/profiles
それでは企業担当者がInstagramの始め方をまとめていきましょう。
InstagramはiOSでもAndroidでも利用できますので、
からアプリをインストールします。
このとき、企業アカウントと個人アカウントで登録手順の流れが変わることはありません。
ただアプリをダウンロードするとアカウント登録画面が表示されますので、そこでは電話番号もしくはメールアドレスから登録しておきましょう。
ビジネスアカウントを作るならプライベートとは切り離して登録するほうが、後々運用面で楽だからです。
それでは詳細な流れをまとめてみましょう。
ビジネスアカウント開設の手順
会社で運用する場合、ビジネスアカウント(プロアカウント)に切り替えることで分析機能を使ったり、連絡先を記載したりできるようになります。
Instagramでビジネスアカウントを開設するには、
- Instagramの個人アカウント
- 関連付けさせたいFacebookのアカウント
が必要となります。
後にInstagramとFacebookを連動させてシェアを拡散したい時などにもビジネスで活用しているFacebookページが必要となりますので、使い勝手の良い方のアカウントを関連付けさせていた方がいいでしょう。
※ビジネスアカウントにリンクできるFacebookページは1つだけです。
- プロフィールに移動して、右上の「Menu」をタップ
- [設定]をタップ
※一部のアカウントでは、「設定」のすぐ下に「プロアカウントに切り替える」のオプションが表示されます。 - 「アカウント」をタップ
- 「プロアカウントに切り替える」をタップ
- 「ビジネス」をタップ
└アカウントタイプ選択
・「クリエイター」:公人・著名人、コンテンツプロデューサー、アーティスト、インフルエンサー向け
・「ビジネス」:小売店、ローカルビジネス、ブランド、組織、サービスプロバイダー向け - カテゴリ選択
カテゴリは、おすすめのものを選択肢から選ぶか、検索して探せますが、プロフィールに表示するかどうかは選べます。
ピッタリ合致するものがない場合は何らか選んでおいて、表示はしないという選択が無難でしょう。 - 連絡先情報を追加
└連絡先はビジネスの公開情報で、ビジネスメール、ビジネス電話番号、ビジネス住所となります。
公表できるものを正しく入力するか、使用しないという選択をおこなってください。 - ビジネスアカウントをビジネスに関連するFacebookページにリンク
- 「完了」をタップ
「ユーザー名」は会社名・商品名・サービス名で設定する
Instagramのビシネスアカウントを開設する際、上記解説手順「7:ビジネスの「カテゴリ・連絡先情報」などの詳細を追加」時に設定したユーザーネームで作られますので、会社名や商品名など消費者にわかりやすい名前にすることが必須です。
出典元:https://www.instagram.com/emoda_official/
上記の「emoda_official」アカウントの様に「http: //www.instagram.com/ユーザーネーム/」という表示になります。
また、すでに誰かが使用していると、同じユーザーネームは使えません。
自社で複数のアカウントを管理するような場合には、末尾に国名・店舗所在地などをつけるなどして差別化している企業も多いです。
設定後に変更も可能ではありますが、IDという性質上、プロアカウントなら一度設定したものは変えないことをおすすめします。
魅力的なプロフィールを編集しよう
「プロフィールを編集」から設定できるのは、プロフィールに掲載する写真と文章、自社サイトへのリンクなどです。
ここでしっかり企業の公式であることを伝え、ユーザーが安心して自社サイトなどへ流入できるように誘導することが重要です。
Instagram利用者はまずコンテンツのビジュアルに真っ先に注目しますが、その後どのような人が運用しているのかも、しっかりチェックしています。
check!プロフィール文は最大150文字まで掲載できますので、きちんとした企業であることを明示し、ユーザーに関心をもってもらえるハッシュタグ(#)などを盛り込みましょう。
URLへリンクできる機能は原則プロフィールのみなので、自社サイトへ誘導したい場合はここに貼ります。
※投稿のキャプションにURLを記載してもリンクは無効
基本的なポイントは以下のとおりです。
プロフィール写真
出典元:https://www.instagram.com/nitori_official/
企業アカウントでは、ロゴやキャラクター、商品写真がよく使われています。
プロフィールアイコンは現在円形なので、四隅が削られてもきちんと見せたい部分が表示されるよう、デザインやサイズを調整することが重要です。
ユーザーネーム
後から変更も可能ですが、ユーザーへの名乗りですので、見てすぐに公式だとわからせることが大切です。
多くの企業が「公式」といった言葉を使っていますので参考にするとよいでしょう。
認証バッジとは
Instagramがアカウントに独自の認証バッジをつけるようになったのは、2014年12月からです。
企業アカウントが本物であることの証明とスパム対策としてはじめたもののため、認証するか否かはInstagram側の判断になります。
企業がこの認証バッジ掲載を希望する場合、プロアカウントであれば申請すること自体は可能です。
ただし前述のとおり承認はInstagram側の判断ですので、たとえ会社の公式であってもバッジが掲載されていないパターンは多々あります。
もちろん、会社として信頼を得たいなら、プロアカウントから申請することをおすすめします。
ただ認証バッジに頼ることなく、きちんとユーザーへ公式であることを明示する方法はありますし、自社のWEBサイトへリンクを貼るなどしてアピールすることは十分可能です。
「プライバシー設定」をマスターしよう
企業としてスムーズなInstagramの運用をおこなうためには、プライバシー設定もきちんと設定することが大切です。
- プロフィール画面右上の「三」をタップ
- 「設定」をタップ
- 「プライバシー設定」をタップ
上記の手順でさまざまな機能制限ができますので、自社運用のルールに従って合致するよう細かく決めていきましょう。
主なものについてまとめます。
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「コメント」に関する設定
まず最初に「コメント」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
コメントコントロールを駆使することで、不快なコメントを投稿やストーリーズなどで自動的に非表示にする事が可能です。
コメント許可の対象
どのような人が自社の投稿にコメントできるかを選べる設定です。
以下の選択肢があります。
- 誰でも
- フォロー中の人とフォロワー
- フォロー中の人
- フォロワー
コメントをブロックする相手
指定したユーザーのコメントを表示しなくします。
指定ユーザーのコメントは、ほかのユーザーに表示されなくなります。
この設定はブロックした相手に通知されません。
自動フィルターのオン/オフ
フィルターをオンにすると、
で不適切なコメントを自動的に非表示にします。
手動フィルターの設定
手動フィルターをオンにして、不快だと思われるキーワードを事前に設定する事でそれらのキーワードを含むコメントは非表示になります。
また、「報告が特に多い言葉をフィルター」をオンにすることで、利用者から特に報告が多い言葉やフレーズを含むコメントは投稿やストーリーズで非表示にする事が可能です。
Instagramのコメントを非表示にする4つの方法!必要に応じて使いこなそう!
「タグ」に関する設定
次に「タグ」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
「タグ付けを許可する人」を駆使することで、ユーザーが写真や動画にあなたを「タグ付け」できるユーザーを選択可能です。
また、許可されていないユーザーがタグ付けしようとした際「タグ付け」が制限されている事が表示されてしまうので、扱い方は十分に注意が必要です。
タグ付けを許可する人
タグ付けを許可するユーザーを以下の中から選択します。
- 全員
- フォローしている人
- 誰にも許可しない
特に指定する必要がない場合「全員」に設定しておいても問題はないでしょう。
タグ付けされた投稿
- タグ付けを手動で承認 オン/オフ
タグ付けを手動で承認をオンにすることで、承認機能のオン/オフを選択する事が可能です。
ユーザーがあなたをタグ付けした場合、あなたが投稿を見てから手動で承認します。
承認しない限りタグ付けできません。
メンションに関する設定
次に「メンション」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
「@メンションを許可する人」を駆使することで、
- ストーリーズ
- コメント
- ライブ動画
- キャプション
での「@メンション」を許可するユーザーを選択可能です。
「@メンション」は他のユーザーがあなたを「@メンション」することであなたのアカウントにリンクされる仕組みです。
また、許可されていないユーザーが「@メンション」を試みた際「@メンション」が制限されている事が表示されてしまうので、扱い方は十分に注意が必要です。
以下でメンションを許可する人を選択します。
- 全員
- フォローしている人
- 誰にも許可しない
「タグ付け」同様、特に指定する必要がない場合「全員」に設定しておいても問題はないでしょう。
ストーリーズに関する設定
次に「ストーリーズコントロール」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
「ストーリーズコントロール」を駆使することで、自分のストーリーズとライブ動画を特定に人に対して非表示にすることが可能です。
ストーリーズを表示しない人
「ストーリーズを表示しない人」を設定することであなたがストーリーズに追加した写真・動画・ライブ動画を特定にユーザーに対して非表示にする事が可能です。
フォロワーリストから選択できます。
また「親しい友達」でリストを設定することで、リスト上の人とだけストーリーズをシェアする事が可能です。
親しい友達のリストの作り方や注意点などは、以下の記事で詳しく解説しています。
返信とリアクションを許可
あなたのストーリーズに返信・リアクションできる人を選択肢の中から選びます。
- すべての人
- フォロー中の人
- オフ
保存に関しての設定
- カメラロールに保存 オン/オフ
└ストーリーズを端末に保存するかどうか設定 - ストーリーズをアーカイブに保存 オン/オフ
└ストーリーズをアーカイブに保存するかどうか設定
ストーリーズは原則24時間で消えるので消えた後に他のユーザーに表示されません。
- ライブ動画をアーカイブに保存 オン/オフ
└ライブ動画が自動的にアーカイブに保存されるのでスマートフォンに保存する必要がありません。
※保存期間30日間
またライブ配信後のライブコンテンツは他のユーザーに表示されません。
シェアに関しての設定
「シェア」では以下の設定が可能です。
- ストーリーズへの再シェアを許可する オン/オフ
└他のユーザーがあなたの投稿をストーリーズに追加できる様になります。
また投稿と一緒にあなたのユーザーネームも常に表示されます。 - メッセージとしてシェアすることを許可 オン/オフ
└あなたのストーリーズをメッセージとしてシェアする事を許可できます。 - Facebookでストーリーズをシェア オン/オフ
└Facebookと連動させておけば、Instagramで投稿した写真や動画を自動的にFacebookストーリーズでシェアできます。
企業運用であれば一つの投稿でできるだけ情報を拡散させる必要があるため、期間限定でない限り再シェアはオンにしておいたほうが効果的でしょう。
またシェアを許可しておくと、コンテンツが他のユーザーのストーリーズにシェアされる可能性があり、許可しておくとより拡散性が高くなる期待があります。
リールに関する設定
次に「リールの管理設定」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
「リールの管理設定」で「リミックスをオンにする」と全てのユーザーがあなたの動画と自分の動画を並べて同時再生するリール動画を作成できる様になります。
また、リミックス作成者はリミックスの一部としてあなたのリール動画をダウンロードすることが可能になります。
まとめに関する設定
次に「まとめの設定」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
- 他の人に投稿の利用を許可する オン/オフ
をオンにすると、他のユーザーがあなたの投稿をガイドに追加できる様になります。
また投稿と一緒にあなたのユーザーネームも常に表示されます。
アクティビティのステータスに関する設定
次に「 アクティビティのステータス」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
- アクティビティのステータスを表示 オン/オフ
をオンにすると、Instagramアプリを最後に使用した日時が、フォローしているアカウントやメッセージ送信相手に表示されます。
企業アカウントではオフが基本です。
メッセージに関する設定
次に「 メッセージコントロール」に関する詳細設定に関して紹介していきます。
「 メッセージコントロール」では、メッセージリクエストをどのフォルダーで受け取るか、受信拒否の設定をするか選択可能です。
- 繋がりのある人
└Instagramでのフォロワー
受信拒否しない限り「メッセージリクエスト」フォルダーに届きます。 - その他の人
└その他のInstagram利用者
受信拒否しない限り「メッセージリクエスト」フォルダーに届きます。
- Facebook利用者
受信拒否しない限り「メッセージリクエスト」フォルダーに届きます。
- グループ設定
└グループにあなたを追加できる人
上記の設定でメッセージを受け取る人や、メッセージグループに追加できる人を、全員かフォロー中の人のみに制限できます。
企業アカウントの運用はコンセプトをしっかりと
Instagramを企業で運用すること自体は、さほど難しいことではありません。
前述したとおりアプリのインストールも初期設定も手軽にできますし、はじめようと思えば即座にはじめることも可能です。
ただ、より効果的な運用をスムーズにおこなうためには、事前にどのように運用するのか社内ルールを決めておくことが必須です。
ターゲットによって掲載写真のテイストも変わってきますし、キャンペーンを実施するなら何を目的とするかコンセプトを練りKPIを明確にしておくことが重要です。
闇雲にスタートすると、フォロワーも伸びず、いつの間にか放置状態になってしまう恐れがあります。
何のための運用かがわからなくならないようKPIを定め、魅力的なコンテンツを配信できるよう事前に戦略を練りましょう。