目次
Twitter分析ツールで分かること
自社でTwitter(ツイッター)投稿を頑張っても、実際どこまで効果が出ているのか分かりにくいものです。
ちゃんとした成果を得るためには、なんとなく投稿していては絶対にダメです。
客観的に自社アカウントはどのような状態なのか、アカウント分析する必要があります。
詳しい結果を見るために活用するのが、Twitter分析ツールです。
Twitter分析ツールを使う事で、
- 自分のTwitterアカウントの分析
- 競合のTwitterアカウントの分析
が出来ます。
分析することでアカウントの改善点と改善策が分かるようになります。
伸び悩んでいる人は分析が足りていない可能性が高いので、早急に導入を検討した方が良いです。
興味関心のあるユーザー数が分かる
せっかくTwitterをやるからには、自社の投稿に興味を持ってほしいものです。
さらに、興味を持つだけでなく、最終的には「商品やサービスを使ってほしい」と思うはずです。
何も投稿しない時に比べて、どの程度の興味関心を持ってくれているのか、人数やユーザーの特徴を把握すると対策しやすくなります。
なんとなく投稿に対するコメントが増えたなどで、興味を持ってくれている人数を感じることはできます。
さらに、しっかりと分析をして数値化するとユーザーの動きを細かく把握できます。
独自ハッシュタグは使われているか
自社を検索してもらい、もっと知ってもらうためには、Twitterの中でハッシュタグを上手に活用してもらわなければなりません。
興味を持って、他の人にも知ってもらいたい企業だと感じることができれば、ハッシュタグが使われます。
しかし、ユーザーの反応が悪いと、独自ハッシュタグ(自社で作ったハッシュタグ)がそんなに拡散されることもなく終わってしまいます。
より多くの人に自社を知ってもらうためには、ハッシュタグが上手に拡散されるということは重要です。
分析ツールを活用して、独自ハッシュタグがどれくらい拡散されているのか確認することが大切です。
今流行っていること
自社としてなんとなく投稿していても、バズることも無ければ、フォロワーも増えません。
ユーザーが興味あることを投稿しないといけません。
人はトレンド(流行)に興味があるので、現在どんなことが流行っているのかも分析ツールで確認することが大切です。
少しでもトレンドとなっていることに関連させるだけで、それまで自社に興味を持っていなかったユーザーに気になってもらえます。
常に新しい情報にも敏感になるためには、Twitter分析ツールは欠かせません。
エンゲージメント率の高いツイートを知る
コンテンツは様々ありますが、ユーザーがどのような投稿(ツイート)に反響があるかを分析することは大切です。
自分たちで「この投稿なら興味を持ってくれるのではないか」と思っても、実際の反応はそれほどでもなかった……ということもあります。
人気の投稿には何かしらの特徴がありますので、反響のあったツイートの何が良かったのか分析します。
Twitterで自社を盛り上げたいのであれば、ユーザーがどんな投稿に興味を持ち知りたいと思っているのかを把握するのは重要です。
Twitterアナリティクスを活用する
Twitter分析ツールと呼ばれる中の王道分析ツールが、Twitterアナリティクスです。
Twitterアナリティクスは、Twitterのアカウントを持っていればデフォルトで使えます。
無料で利用できるので、メインの分析ツールとして使っている人は多いです。
Twitterの画面に入りメニューの中からアナリティクスをクリックすれば、簡単に見ることができます。
見られるのはパソコンのみなので、注意が必要です。
自社のツイートがどのくらい見られてるのか、フォロワーがどの程度増えたのかあるいは減ったのかも一目で分かります。
Twitter分析ツールを利用する時のポイント
自社がどのような立ち位置にいるのか細かく分かるように、分析をすることが重要です。
Twitterの分析ツールを使って分析をする時のポイントについて解説します。
エンゲージメント率
自分たちが投稿したものが、どれだけユーザーに人気だったのかを見たいときに、エンゲージメント率が大変参考になります。
- クリック
- いいね!
- リツイート(RT)
- リプライ
などが分かります。
反響の大きさは、アカウント運用するなら重要項目です。
ただ単に投稿が表示されただけではカウントされないため、リアルなユーザーの反応を分析できます。
ユーザーから何かしらのアクションがあったということは、ツイート内容を見て、良いと思ったということになります。
インプレッション(表示回数)
自社で作成した投稿(ツイート)が、何人のユーザーに見てもらえたのかが分かります。
どんなに良い内容のものを投稿していても、人々の目に留まるようなものでなければ意味がありません。
「このツイート気になる」と思ってもらい、ユーザーに投稿を見てもらうというのは非常に大切です。
ツイートのインプレッション数(表示回数)が増えていると、それだけ興味を持って投稿を見てもらっている可能性が高いです。
詳しい内容までじっくりと読んだのか、ただ画面に表示されて読まれていないのかまでは分かりませんが、それでも投稿が表示されたかどうかの指標となります。
プロフィール閲覧率
投稿に対して反応してもらうことも大切ですが、企業に興味を持つときにはプロフィールも見ます。
どんな会社か見ておきたいですし、そこでプロフィールにも好感を持てばフォローにも繋がります。
充実した内容になっていれば、ファンも増やすことができる部分です。
多くのユーザーがフォローする流れは以下の通りです。
- 気になるツイートを見つける
- プロフィールを見に行く
- bioを見る
- 過去の投稿内容を見る
- 興味があればフォローする
もし分析をした結果、プロフィールへの遷移率が悪ければ、興味を持ってもらえていないということにもなります。
分析した結果、プロフィール閲覧率の数値が低いと判断したら、ツイート内容の改善が必要です。
プロフィールの閲覧数を見る時は、セットでフォロワー数と比較しながら効果を見ていくと良いです。
フォロワー数の推移
フォローはワンクリックで外すことが出来ます。
最初は良い企業のTwitterアカウントだと思っても、後から疑問を感じればすぐにフォロー解除されてしまいます。
フォロワーの数が増えているのか減っているのか計測し、自社の投稿が気に入られいるかどうかを見るのは重要です。
投稿する度にしっかりとフォロワー数が増えているのであれば、現状維持で続けていけばOKです。
逆に、ツイートし続けてもフォロワー数が減っているなら、投稿内容に問題があります。
分析してみると、いつフォロワーが増減しているのか詳しく分かるので、投稿内容なども確認して次に活かせます。
可視化したときにフォロワー数が急激に上がれば、自社アカウントに興味を持ってもらっている証です。
人気だった投稿もわかり、どんな点が良かったのかの分析資料にもなります。
フォロワー分析
フォロワーの中でもどんな人が自社に興味を持ってくれているのか、特徴を掴むこともできます。
よくマーケティングにおいて自社商品の広告を打ち出すときに、アバウトなターゲット像を描く、ペルソナというものを構築します。
- 23歳
- OL
- 女性
- 休日はショッピングに良く行く
など、具体的に決めてターゲット像に向けて宣伝します。
同じようにTwitterでよりフォロワーを集めたいのであれば、現在のフォロワーの特徴をチェックすべきです。
分析すると投稿の中でもどんな内容に反応してくれているのか、反応を返してくれる時間帯はお昼か夕方あるいは夜中かなどが分かります。
インプレッションの多い時間帯など分かるので、反応が多い時間を狙って投稿をすると効果的です。
流行(トレンド)を知る
急激に人気が出ているものを分析し、流行っていることについて柔軟に投稿をすることが大切です。
自社のことをばかりをつぶやいても、大して興味を持ってもらえないかもしれません。
流行りからズレたタイミングで宣伝しても誰も見てくれませんが、ドンピシャのタイミングでトレンドのことについてツイートすると、検索している人の目にも留まって、見てもらいやすくなります。
季節ごとのイベントを利用してツイートするのはおすすめです。
トレンドに関して投稿する時は、タイミングが非常に重要です。
分析ツールを使ってベストタイミングでトレンドツイートすることがが大切です。
#ハッシュタグの分析
ハッシュタグはInstagramのイメージが強いですが、Twitterでもハッシュタグ(#)を使います。
ハッシュタグを活用する時は、誰もがよく使っていそうなどこにでもある言葉ではなく、自社オリジナルのハッシュタグを付けて投稿してもらえるようにすると効果的です。
皆が興味を持ってくれて、自社のオリジナルハッシュタグを付けて投稿してくれると、自社としてのブランド力も高くなります。
何か気になった商品やサービスを探す時、今はハッシュタグを付けてSNSで検索する人が増えています。
ハッシュタグを決めた後、ハッシュタグの投稿数を分析することはとても大切です。
分析では競合も必ず見ておこう
Twitterを利用している企業はどんどんと増えているため、自社で手掛けている商品やサービスに似た競合でも積極的に利用しています。
自社に似たような商品やサービスでありながら、フォロワー数は何倍も多く人気なTwitterも見つけてしまうかもしれません。
なぜ自社はそこまで人気ではないのに競合は人気が出ているのか…と感じたときは、分析が活きてきます。
どんな投稿が人気か見る
競合のTwitterの中から、特に人気のある投稿を見ていきます。
自社と似たような商品やサービスを、どんな風に宣伝やアプローチしているのかを確認します。
Twitterではもちろん商品の話題だけでなく、さまざまなことをつぶやいているため、なんでもないようなことがバズっている可能性もあります。
どんな投稿でユーザーを楽しませているのか、いいね!やコメントをたくさんもらっているのか分析します。
人気が出る投稿をいくつか見ていくと、ある共通した部分が見えてくるケースが多いです。
自社の投稿にも活かせそうなところは、取り入れて活かすと分析の成果が出ます。
あくまで分析をして参考にするため、まったく同じように真似するのは良くありません。
良い部分を取りい入れつつも、自社としてのカラーを出すことが大切です。
どのタイミングで投稿しているのか
投稿をよく見てもらえる時間帯にするというのは大切なため、競合も分析してベストなタイミングで行っている可能性があります。
人気の差には、どのタイミングで投稿しているのかが関係しているかもしれないのです。
どの時間帯に投稿をしていて、1日に何回程度ツイートしているのかなどを参考に分析します。
しつこいくらいに同じような内容を投稿しても嫌がられてしまうため、ツイートの間隔を考えるのは難しいものです。
人気の競合はその点も上手に考えながら投稿している可能性がありますので、参考にすると良いです。
特に投稿をすることでグンと人気が出ている時間帯も確認し、自社も同じ時間を狙ってツイートすると反応が得られるはずです。
様々なタイプのTwitter分析ツールがある
無料のものから有料のものまでTwitter分析ツールにはさまざまなものがあり、どの程度分析ができるかも変わってきます。
無料タイプでもある程度分析ができますが、有料タイプのほうがより機能が揃っていて細かく分析できます。
どこまで分析したいのかによって、自社に合ったツールを選ぶと良いです。
自分たちの企業がどのくらいユーザーに興味を持ってもらえているのか知りたい場合は、自社アカウントを細かく調査できるタイプがおすすめです。
witterで手ごたえを感じられないときにも、自社について詳しく調べられる分、何が足りないのかわかってきます。
他には、人気のある競合ではどのように投稿しているのか比較調査ができるタイプ、ユーザー投稿を収集しマーケティングまで活かせるタイプのものがあります。
できる機能の数や質に応じて、かかる費用も変わってきます。
自社アカウントを詳しく調べられるタイプ
自社のアカウントを詳しく見ていくときには、投稿を管理し分析していきます。
特にインプレッションやエンゲージメントを重視して計測を行い管理し、自社がどのような状態かを見ていきます。
投稿の一元管理ができるようになるため楽になりますし、中には予約投稿ができる機能を兼ね備えた分析ツールもあり、ベストなタイミングでツイートができ便利です。
競合のTwitterも分析できるタイプ
同じ業界で似たような商品やサービスを展開しているにもかかわらず、競合ばかりがバズっていて人気があれば悔しいものです。
その場合、自社についてだけでなく、競合のアカウントを分析できるタイプがおすすめです。
どんな投稿を行っていて何が人気があるのか、フォロワーの属性はどういった人が多いのかなど分かります。
成功している企業では、人気の出る秘密を持っているものです。
自社も同じように成功したいのであれば、まずは競合について知るために分析するところから始めます。
マーケティングに活かせるタイプ
ユーザーがどのような投稿をしているのか収集ができ、人気の秘密やマーケティングに活かせるようなことはないか分析ができます。
解析では、ハッシュタグのキーワードや画像を使い、今後のマーケティングに活かしていきます。
特に、自社としてキャンペーンを行ったときにオリジナルなハッシュタグや画像を載せてもらうことがほとんどですが、ハッシュタグや画像などの情報を抽出して解析していくことが多いです。
Twitter分析ツールの選び方・見るべきポイント
今後のユーザー数を増やし、もっと自社の人気を上げマーケティングにも活かしていきたいと思ったら、Twitter分析ツールの導入は必須です。
Twitter分析ツールの選び方・見るべきポイントについて詳しく解説していきます。
費用(料金)
Twitter分析ツールを選ぶ時に見るポイントとして料金プランがあります。
費用(価格)は各社分析ツールでバラバラです。
また、プランによっても金額は異なります。
企業ではTwitter分析ツールにかけられる予算が必ずあります。
自社で考えている費用に見合ったツールの中から、求めている機能があるものを選びます。
中には、アカウントの連携も必要なく無料で利用できるツールもありますし、月額料金がかかるものまであります。
月額料金は業者によって様々で、高額な分析ツールほど複雑な機能が付いており、アカウントの細かい部分まで分析ができます。
機能
機能が多数付いていたとしても、自社としてそんなに重視していないような機能が多く付いていたら無駄になってしまいます。
どんな点を調べたいのかで選ぶようにし、自社が求めている機能が付いたツールの中からより使いやすそうなものがおすすめです。
評判も大切ですが、それ以上に自社として何を分析していきたいのかを話し合い決めておきます。
その後にさまざまなTwitter分析ツールを使えば、間違ったものを選ぶ心配もありません。
Twitter以外のSNSアカウントの分析が出来るかどうか
SNSといったら、Twitter(ツイッター)以外にも
- Instagram(インスタグラム)
- Facebook(フェイスブック)
- YouTube(ユーチューブ)
- TikTok(ティックトック)
など様々あります。
より自社を多くの人に知ってもらうためにも、Instagramなど他のSNSも利用している企業は多い傾向にあります。
多数のSNSを利用している場合は、いくつかSNSを分析できるツールが便利で、1つ契約しておけばTwitterやInstagramなどへ移行して利用ができます。
コスパも良く今後の自社の投稿を向上させていけるため、幅広く選ぶと良いです。
無料のTwitter分析ツール
少しでも予算を抑えたいという企業の場合、無料のTwitter分析ツールを検討すると良いです。
おすすめの無料のTwitter分析ツールをいくつか紹介します。
whotowi
whotowiは自分たちだけでなく、競合の分析もできます。
ライバルがどのようなTwitter投稿をしているのか気になる部分ですし、ここをしっかりと分析しておくのは重要です。
1日にどの程度ツイートをしているのか、投稿をしている時間帯やフォロワーの一覧などもわかります。
Twitterアナリティクス
Twitterアナリティクスは、最も活用頻度の高いツールです。
Twitterアナリティクスは、インプレッション数やエンゲージメント数、各種エンゲージメント項目について確認できることが強みです。
しかし、Twitterアナリティクスは数値管理機能が中心であり、分析機能はほぼ備わっていません。
分析ができる他のツールと併せて使用することをおすすめします。
SocialDog(ソーシャルドッグ)は、初めて分析ツールを使用する人向けです。
投稿管理機能に加え、シンプルで見やすいダッシュボード機能があります。
また、特徴的な機能として、解除フォロワーも随時閲覧が可能な機能があります。
Hootsuite
Hootsuiteは、Twitter以外のSNSも管理したい方におすすめです。
Instagram、Facebook等の運用管理も可能で、それぞれのSNSの数値をダッシュボード上で管理することが可能です。
自動投稿機能もあることが最大の特徴になります。
Buffer
Bufferも複数のSNSの投稿管理が可能なツールです。
Hootsuiteとの違いは、機能性が充実していながらUIが非常にシンプルであることです。
ただし、UIが英語である点が懸念点であると言えます。
ツイプロ
ツイプロは、キーワードを入力することで、指定したキーワードをプロフィールに含むアカウントを一覧で抽出することができるツールです。
ツイプロ単体では、活用の幅は限定的になります。
TweetDeck
TweetDeckは、Twitter社が提供する公式アプリです。
Twitter検索の画面を複数表示することができるため、複数のキーワードを同時並行でモニタリングすることが可能です。
BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長
BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長は、株式会社ホットリンクが提供するソーシャルリスニングツールです。
キーワードを入れるだけで口コミを収集できる機能があります。
他にも、
- どのような言葉と一緒に言及されることが多いのか抽出する機能
- 投稿したユーザーの属性まで調査できる機能
など、UGCを分析する様々な機能を取り揃えているのが特長です。
有料のTwitter分析ツール
無料版に比べて分析できることが増え、より細かく解析可能になるのが有料版です。
おすすめの有料のTwitter分析ツールをいくつか紹介します。
Keywordmap for SNS
コンテンツの企画なども機能として揃っていますので、トータル的にTwitterでの投稿を支えてくれます。
例えば、
- アカウント分析やフォロワー分析
- ユーザーのニーズを定量的に可視化できる語句の分析や新語抽出
- ユーザーのツイートを判定してどんな感情を持っているのか判定
できるような機能まであるのです。
バラエティ豊かな機能が揃っているため、よりユーザーがどのようなことを求めていて、今後どんなツイートをすれば良いのか分析がしやすくなっています。
ただ分析するだけでなく、売上や成果につながる解析を行ってくれるため心強いです。
まとめ
Twitterで自社の投稿がどういった風に捉えられているのか、競合はどうしているのか知りたいときにはTwitter分析ツールが必須です。
無料から有料のものまであり、今後の投稿やコンテンツ企画にも役立てられます。
自社が求めている機能が付いているかチェックしながら、ピッタリなものを選ぶと良いです。