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DMPとは？
DMPとは、Data Management Platform（データマネジメントプラットフォーム）の頭文字の略で、データを管理するためのプラットフォームのことです。
DMPを活用すれば、自社が蓄積したデータだけでなく、インターネット上の膨大なデータにもアクセスして活用することができます。
自社情報だけで、マーケティングをするのには限界があります。
なので、外部ツールを利用して、インターネット上の情報にアクセスできるのは、かなり大きなポイントです。
基本的に、ネットの情報は無料で見られるものが多いですが、数が膨大なので、中から厳選するという作業が大変です。
そして、DMPを利用すれば、価値のある情報のみを厳選して、分析するということが可能になってきます。
DMPの種類
DMPは、
- オープンDMP
- プライベートDMP
の大きく2種類に分かれます。
それぞれについて解説します。
オープンDMP
オープンDMPとは、外部ツールなどを利用して、各社が提供しているようなデータを管理しているものを指しています。
DMPの大きな強みであり、自社だけでは把握できない情報を多数入手することができます。
プライベートDMP
プライベートDMPとは、社内のDMPだと考えれば分かりやすいです。
マーケティングの際には、様々なデータを収集し、自社で保有しているさまざまなデータを使って、蓄積や管理をすることがプライベートDMPになります。
決して、新しいものではなく、自社サーバーに情報が蓄積されているという企業は数多くあります。
DMPのメリット
DMPを活用したメリットについて詳しく解説していきます。
マーケティングの効率化
DMPの最大のメリットは、マーケティングの効率化です。
今までにも自社でデータを収集してマーケティングをしていたところは数多くありますが、データを収集するのには、かなりの資金が必要になってきます。
他社の情報にアクセスできる
DMPを利用して、他社の情報にアクセスできるというのは、大きなポイントになります。
DMPを利用することによって、より明確なターゲットを設定できたというケースは多く、小さな企業になってくると、自社のデータだけで明確なターゲットを設定するというのにも限度があります。
大量の情報をスピーディーに処理できる
DMPには、大量の情報をスピーディーに処理することができるというメリットもあります。
膨大な情報があっても、使いこなすことができなければ、宝の持ち腐れです。
しかし、DMPならば、速やかに分析することが可能になっています。
セキュリティに強い
また、膨大な情報を所持すればするほど、今までセキュリティの問題がありました。
膨大な情報を流出させてしまえば、企業は企業としての体裁を保てないくらいに、大きなトラブルに発展してしまいます。
しかし、DMPはセキュリティに関しても、堅牢なシステムを構築しているので、自社がセキュリティ対策に必要以上に費用を使う必要もなく、機密情報を所持し続けるという点についても、最小限に抑えることができます。
組み合わせて使える
DMPは、自社で蓄積した情報と、他社が蓄積した情報を組み合わせて利用できます。
点と点を結んで線を作るようなイメージで、今までには見えなかったものが多数見えるようになります。
DMPのデメリット
DMPは、非常に便利なシステムですが、欠点もあります。
情報量が膨大すぎる
DMPは、あまりにも多くの情報を扱うので、どの情報を使えば良いか分からなくなってしまいます。
問題のほとんどは、ターゲットが明確にされていない点と、マーケティングをするのにあたって、どんな情報が必要なのかの厳選がされていないという点になります。
DMPが扱う情報は膨大だからこそ、本当に必要な情報のみを厳選する取捨選択が重要になってきます。
社員の情報リテラシーが必要になる
また、DMP自体は、高度なセキュリティシステムが構築されていますが、情報を扱うのは、あくまでも人間なため、社員の情報リテラシーを底上げするような教育が必要になってきます。
DMPを有効活用できる企業の特徴
次に、DMPを導入して、成功する企業の特徴を紹介します。
つまり、DMPを使いこなすために重要になってくるポイントなので、ぜひ把握してください。
目的を明確にする
DMPは、SNSマーケティングなどにおいても役立つツールなため、有用性についての説明が独り歩きしている状態もあります。
情報を見てしまうと、ついついなんの目的もなしに、ただ導入すれば効果が出ると思ってしまいます。
DMPは決して、マーケティングの万能ツールではなく、目的に合わせて利用することで、最大限の効果を発揮してくれます。
DMPによってどんなことをしたいのかをより明確にして、自社の課題を解決に導いてくれるのかを考えることが、有効活用するための第一歩です。
たいてい、DMPを利用して成功する企業というのは、目的が明確です。
オープンとプライベートを使い分ける
DMPには、大きく分けるとオープンとプライベートがあることが分かりました。
そして、有効活用するためには、オープンとプライベートを使い分けることが重要になってきます。
膨大な情報を扱う必要があるのならば、オープンのほうが向いており、特定のターゲットに対する情報を掘り下げるのならば、場合によっては自社が培ってきたプライベートDMPのほうが力を発揮してくれる可能性があります。
情報収集において、かなりのアドバンテージを持っている企業も存在しているので、情報収集に自信があるのならば、あえて外部のデータに頼らず、内部で蓄積したデータのみを活用するのもポイントです。
また、DMPを有効活用している企業のほとんどは、2つをうまく組み合わせています。
どちらか一方のみ利用しなければならないというルールはありません。
サービス選定がうまい
DMPを有効活用するためには、サービス選定が重要になってきます。
DMPを提供するようなサービスは、近年になって急増しているため、現在は、どれを選んで良いか分からないという企業が圧倒的に多いです。
いくら急増しているとはいえ、まだまだ新しい分野なので、どのポイントを重視すれば良いか分かりにくいからです。
選定する際に重要になってくるのは、自社が求めるデータに合致するのかという部分になってきます。
どんなにたくさんの情報を扱っていても、必要な情報だけが抜けているのでは効果を発揮することはありません。
DMPを有効活用してSNSマーケティングのレベルを高めよう
DMPについて理解できたかと思われますが、システムを利用することができれば、SNSマーケティングのレベルを何段階も高められる可能性があります。
単純にデータを有効活用するのも良いですし、今まで自社でデータ収集を行ってきた負担をDMPに軽減してもらうのも良いです。
それぞれの企業に合った使い方があるはずなので、マーケティングの質を高めるためにも検討してみることをおすすめします。
