コンビニを中心に熱いインスタグラムの小売りジャンル
大手コンビニチェーンやスーパーチェーンなどを中心に、熱いジャンルになっているのが、Instagram(インスタグラム)の小売りジャンルです。
生活に根付いたサービスを提供しているだけあって、フォロワー数が多いアカウントが多く、影響力は絶大です。
ユーザーに身近なサービスを立ち上げる場合には、コンビニやスーパーのSNS戦略がとても役立ってくれるので、参考にすると良いです。
イオン(@aeon_japan)
イオンは、国民の憩いの場として知られるくらい人気の店舗です。
フォロワー数役6.3万人で、多くのフォロワーがいます。
イオンは、グルメに特化したアカウント運営をしていて、美味しそうな料理の写真がずらりと並んでいます。
投稿頻度が多く、どんどん美味しそうな料理が投稿されるので、ファンが多いです。
イオンで紹介された写真を見て、今晩のおかずを考えるという人が多いようで、色々な意味で主婦の味方になっています。
イオンのアカウントに注目するのならば、ハッシュタグ(#)についても確認したいところで、他のアカウントに比べると、かなり多くのハッシュタグを設定しています。
ハッシュタグの使い方は、かなり上手くなっていますので、参考になります。
ハッシュタグは、新規の客を呼び込むのには、重要なポイントになってきますので、忘れずに設定したいところです。
すでに多くのお客さんがいるイオンですら、これだけハッシュタグを有効活用して、新規客を呼び込もうとしているのです。
もっと小さな企業であれば、さらに努力する必要があります。
セブンイレブン(@seven_eleven_japan)
セブンイレブンは、日本人の心に根付いたコンビニだと言えます。
フォロワー数は80万人越えになっていて、小売りの中ではトップクラスの数字です。
セブンイレブンのアカウントは、自社の食品をまるでお店で頼んで出てきた料理のように、綺麗に写真を撮って投稿しています。
セブンイレブンの食品は美味しくて人気があるので、新たな商品が出ることを多くの人が楽しみに待っています。
ハッシュタグ戦略については、グルメや料理ジャンルから人を呼び込めるような工夫をしています。
セブンイレブンはイオンほどではありませんが、ハッシュタグの数は多めで、新規顧客の獲得に意欲的です。
セブンイレブンで気軽に購入出来る商品を活用して、美味しいグルメを食べられるので、人気になって当然です。
さらに、セブンイレブンは、ユーザーとのコミュニケーションがかなり上手いです。
多くのフォロワー数を獲得しているのは、ユーザーを巻き込んだキャンペーンを実施しているからです。
ユーザー参加型のキャンペーンにすることによって、どんどんフォロワーの輪が広まっていきます。
ユーザー参加型のキャンペーンは、とにかく盛り上がる傾向がありますので、積極的に各企業が導入したいところです。
ローソン(@akiko_lawson)
ローソンは、日本では大人気のコンビニチェーンとなっています。
フォロワーは約90万人いて、日本の大手コンビニチェーンのパワーバランスは、インスタグラムにおいては拮抗していると言えます。
かなり、精力的な投稿を続けていて、ほぼ毎日投稿をしています。
ローソンの場合は、新商品を投稿したり、季節限定商品を紹介したりしています。
ローソンのアカウントをフォローしておけば、今しか買えない商品や新しい商品がすぐに分かるので、情報コンテンツとしても利用出来ます。
ローソンのアカウントは、イメージキャラクターを設置して運営しています。
イメージキャラクターはユーザーには好かれる傾向があるので、真似をしてみると良いです。
普通の社員が投稿するよりも、キャラクターを設定して投稿した方が、全体の雰囲気が柔らかくなって、楽しみやすくなります。
SNSのユーザーの中には、イメージキャラクターやご当地キャラクターが好きな人が多いので、キャラとインスタというのは、とても親和性の高いものになっています。
ミニストップ(@ministop_official)
ミニストップは、セブンイレブンやローソンに比べると、フォロワー数では劣るものの、それでも約5.8万人を超えるフォロワーがいます。
投稿頻度は、週に2回程度で、まだまだ本腰を入れてSNSマーケティングをしているという状況ではありません。
今後の伸びに期待といったところです。
主に、自社のデザート製品を紹介しています。
特徴的なところは、マスコット人形を添えて写真撮影をしているところです。
商品をアピールするだけでなく、自社のキャラクターも一緒にアピールすることが出来ています。
また、ハッシュタグを付けてのキャンペーン活動を行っており、ユーザーからの支持を集めようと努力している姿が見えます。
ニトリ(@nitori_official)
ニトリは、小売り系のアカウントの中では、小売業界屈指の実力を誇っている企業になっています。
フォロワー数は約131万を超えていて、インスタグラム全体で見ても、かなりフォロワー数の多いアカウントとして知られています。
ニトリのアカウントは、自社製品をピックアップすることによって、自社製品をどう使うかと良いのかをアピールしています。
ニトリの投稿を見ていれば、どのように使うことで生活が豊かになるのかを確認することが出来ますので、ユーザーに購入を促すことが出来ます。
大型家具などは、生活の中でどう使うかイメージしにくいので、ニトリのように、写真で分かりやすく投稿してくれれば、購入してみようという気持ちになれます。
また、ニトリはハッシュタグキャンペーンを定期的に開催していますが、キャンペーンを行う際のターゲットの設定の仕方が上手いです。
ハッシュタグは、新規顧客を呼び込むのが目的なので、ついつい出来るだけ幅広い人たちにアプローチ出来るようにと欲張ってしまいます。
しかし、実際にはある程度ターゲットを絞ったほうが、効果的なアプローチになることが多く、ニトリはとても上手な使い方をしています。
しまむら(@grshimamura)
しまむらは、小売りの中ではかなりのフォロワー数を誇っています。
フォロワー数約61万人を超えていて、主に商品紹介の場所として利用しています。
しまむらのアカウント運用で注目したいのが、インフルエンサーマーケティングです。
自社の商品とぴったり合致する人気モデルを起用した、マーケティングをしています。
実際に、かなりの反響があり、ターゲット層だった小中学生に、かなり支持されました。
しまむらのひとつの楽しみ方として、他の場所ではなかなか手に入らないような掘り出し物的なアイテムを探し出すことです。
しまむらは、ハッシュタグを利用して、掘り出し物をまとめるページを作成しています。
自社のどこを良いと思ってもらっているのかを的確に把握し、それをSNSマーケティングに反映させる点は、非常に参考になります。
また、インフルエンサーマーケティングについては、ぴったり自社の製品に合致したモデルを起用している点が特に参考になります。
インフルエンサーマーケティングは、ターゲット層にアプローチ出来るような人材を選定することが重要になってきますので、しまむらの選定基準はかなり参考になります。
ABCマート(@abc_mart_japan)
ABCマートは、小売りジャンルの中では、かなり多いフォロワーを抱えているアカウントです。
フォロワー数は約8万人となっており、投稿頻度はかなり多く、意欲的です。
自社で取り扱っているブランドを主に紹介する投稿が多く、店舗に来店してもらう前に、ネットでしっかりと確認してもらおうとしています。
西松屋(@24028.jp)
西松屋は、フォロワー数約35万人の人気アカウントです。
主に子供服を販売しているメーカーなのですが、商品の紹介に関する投稿が多いです。
また、より商品の詳細を知ってもらおうという姿勢が見受けられて、かなり詳細に商品の説明がなされています。
画像や動画だけに頼ることなく、文字もしっかりと使っているので、インスタグラムをより有効活用していると言えます。
子供服は、デザインにインパクトがあるものが多いので、子供服に関する投稿を多くすると、カタログ的なイメージのページにすることが出来ます。
実際に、西松屋のインスタグラムを確認してみると、かなりバラエティに富んだ魅力的な内容になっています。
吉野家(@yoshinoya_co_jp)
吉野家は、日本でも人気の牛丼チェーンですが、インスタグラムのアカウントは、まだまだフォロワー数が少ないです。
どんな投稿をしているかというと、牛丼などを利用したアレンジ料理を投稿していて、アイデア力で勝負しているアカウントです。
また、文字を使って、どのようにして調理したかを詳細に説明してくれているので、分かりやすいというメリットがあります。
さらに、ハッシュタグキャンペーンについても上手に使っていて、今まで様々なキャンペーンを実施することによって、知名度を向上させてきました。
吉野家のブランドは強力なので、今後は間違いなく伸びていくアカウントだと言えます。
小売り企業のインスタグラムから学べる運用ポイント
小売りのインスタグラムから分かることは多いので、今後のSNSマーケティングに役立ててみてはいかがでしょうか。
小売りのインスタグラムのアカウントが面白いのが、明暗がハッキリと分かれているという点です。
積極性だったり、スタートする時期だったりが大きな差となって現れてしまっています。
スタートの差で大きな差がついている
小売業界のインスタグラムから分かるのは、スタートの差によって、大きく差がついてしまっているというものです。
吉野家などは、かなり有名な企業にもかかわらずに、まだまだフォロワー数は少ないです。
しかし、まだまだ伸びてもおかしくはないです。
逆に、早くからインスタグラムでの積極的なアプローチをしているところは、数十万フォロワーを達成しているところがあります。
早く始めれば始めるほど有利になっていますので、まだSNSを始めていない場合には、かなりスタートに出遅れたという危機感を持って運営すべきです。
積極性で差がつく
インスタグラムは、毎日投稿すれば、必ずフォロワー数が伸びるという訳ではありません。
しかし、投稿の質が同じなのであれば、週に1回投稿するよりも、週に5回投稿したほうがフォロワーは伸びる傾向があります。
フォロワーは、たくさんの企業のアカウントをフォローしていることが多く、より目立つ方に流れていく傾向があります。
したがって、投稿数が少なければ、フォロワー数が伸び悩みがちです。
実際に、小売りのインスタ業界において、積極性で差がついているケースが見受けられますので、投稿頻度についてしっかりと考える必要があります。
キャンペーンは強い
小売りのインスタグラムの人気アカウントは、キャンペーンの使い方がうまいことが多いです。
定期的なキャンペーンをし、フォロワー数を伸ばしているアカウントが非常に多くなっています。
中には、インフルエンサーマーケティングをしているところがあり、ハッシュタグキャンペーンを多様する傾向があるのが、小売業界の特徴だと言えます。
ただ、投稿を続けているだけでは、なかなか他のアカウントとは差別化を図ることが出来ません。
ですので、キャンペーンによって差別化を図ると良いです。
また、キャンペーンには、ハッシュタグ(#)を利用することで、ユーザーとのコミュニケーションを円滑にしてくれるというメリットがあります。
ユーザーとの交流を続けることによって、フォロワー数の増加を狙えますので、十分の考慮していきましょう。