目次
ピンタレストとは?
ピンタレストとは、今、非常に注目されているサービスです。
サービスのイメージは、インターネット上にある写真を利用して、自分のアルバムを作ることが出来るというサービスです。
具体的には、ネット上の画像を自分のボードに貼り付けていくイメージになります。
これまでのサービスでいうと、ブックマークサービスの画像バージョンだと言えます。
公式では、ビジュアルディスカバリーエンジンと呼び、
など様々なジャンルの情報を集めて欲しいと言っています。
ピンタレストは、アメリカではかなり伸びているコンテンツです。
今後日本でも大きなブームを巻き起こす可能性があります。
日本は、アメリカの後追いをすることが多いです。
したがって、アメリカでブームになったようなコンテンツについては、しっかりと確認しておきましょう。
ピンタレストは未来にアプローチするコンテンツ
ピンタレストは、画像をサービス上のボードに固定することが出来るというだけでは、これまでのサービスと変わりません。
しかし、ピンタレストは、未来にアプローチすることが出来るツールということで、話題になっています。
従来のSNSは、過去にアプローチすることが多かったです。
自分の間近の過去に起こったことをSNS上で発信するというのが、主な使い方でした。
しかし、ピンタレストの大きな目的は、未来の自分のために画像を中心とした情報を集めるというものです。
コーディネイトの画像を収集することが出来れば、自分がファッションを考える時に参考になる、見本として利用することが出来ます。
また、ピンタレストでは、どちらかといえば収集する方に時間を使います。
したがって、既存のSNSと大きく違う部分だと言えます。
そのため、SNSを使っているというよりは、ネット検索をしているというイメージを覚える人も多いです。
ピンタレストがユーザーに与える影響
ピンタレストがユーザーに与える影響を考えてみると、3つのプロセスが考えられます。
- ピンタレストを使って検索をすることによって、発見があります。
- 発見した情報を保存することによって、集める段階があります。
- 集めた情報を使って、実際に行動に移すという段階があります。
そして、ピンタレストの大きな特徴は、行動を起こさせる可能性が高いという点になります。
実際に、十分な情報を収集してから、行動を移す人が多いです。
ピンタレストを利用して十分な情報を集めることが出来れば、行動を移し始める人は多いと言えます。
差別化が重要
もし、ピンタレストを利用して、商品購入までアクションを起こさせることが出来れば、企業にとっては有利なサービスになります。
しかし、ピンタレストの場合は、入念に情報を検索するというプロセスが入ります。
ライバルたちとの差別化をしていなければ、なかなか買ってはもらないという状況が考えられます。
日本で利用している企業は少ない
また、覚えておきたいのが、ピンタレストを利用している企業はまだまだ少ない点です。
InstagramなどのSNSについては、積極的に利用する企業が増えてきました。
しかし、ピンタレストについては、そもそも知らないという企業は多いです。
したがって、人気が出る前にしっかりとピンタレストにおけるマーケティングを考えておくことが重要になります。
ピンタレストを上手く活用することが出来れば、大きな利益を生み出す可能性があります。
特にピンタレストをオススメできる企業というのが、自分たちの提供している商品に、絶対の自信をもっている企業になります。
ピンタレストは、洗練された商品やサービスにより、近づきやすくしてくれるコンテンツになります。
したがって、見逃せないコンテンツと言えます。
SEOに強い
ピンタレストは、SEOに強いプラットフォームです。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化のことになっていて、大手検索エンジンの上位表示を目指す対策のことを指しているのです。
例えば、Google検索やYahoo検索の検索結果の上位表示のことです。
つまり、ピンタレストに投稿した画像はGoogleやYahooなどの検索エンジンで調べた時に上位表示されやすい特徴があります。
なぜピンタレストがSEOに強いかと言うと、ピンタレストに投稿された画像をAIが分析して画像に適したaltタグを自動生成しているからです。
altタグとは、画像の内容の説明文のことです。
ピンタレストの登録方法
ピンタレストの登録方法について説明します。
その他のSNSと同様に、簡単に登録することが出来ます。
まず初めに、ピンタレストの公式ページへアクセスします。
登録する際は、
・メールアドレス
・LINE
の4種類の方法で登録することが出来ます。
今回は、メールアドレスを入力して登録をします。
表示されているものから5件選択します。
ピンタレストの機能
登録の仕方が分かったら、今度は機能を確認しておきましょう。
ピンタレストは、これまでのSNSとは、少し違ったサービスになっています。
機能についてしっかり確認しておけば、より理解が深まります。
ピン(Pin)やリピン(Repin)
ピンタレストの特徴的なシステムの中には、
- ピン(Pin)
- リピン(Repin)
といったシステムがあります。
ピンとは?
ピンとは、インターネット上にある画像を収集するシステムになっています。
外部からお気に入りの画像を探して、ピンタレスト内のボードに収集することが出来ます。
また、ウェブサイトにプラグインを導入することによって、ピンという作業をしやすくすることが出来ます。
ウェブサイトに設置されていることも「いいねボタン」と似たようなシステムです。
保存ボタンを押すことで、ピンタレストにて保存することが出来ます。
リピンとは?
リピンとは、他のユーザーがピンした画像に対して、ピンすることができるシステムになっています。
他のユーザーがピンした画像というのは、ピンタレスト上に残ります。
ピンタレスト上に残るピンされた画像を、自分がピンするというイメージになっています。
リピンすることによって、どんどん画像が拡散されていきます。
SNS特有の拡散力を発揮できるというメリットがあります。
赤い保存ボタンをクリックすることで、簡単にプロフィールに保存することが出来ます。
ズームイン検索
ピンタレストには、ズームイン検索というものがあります。
ズームイン検索は、より高度な画像検索になっています。
自分が気になっている画像を選んで検索することによって、選んだ画像と類似の画像をたくさん探し出してくれるというものです。
自分が良いと思った画像に似ているものならば、自分に合致する可能性の高い画像であることが多いです。
したがって、興味のある画像を探す際には、ぴったりのコンテンツだと言えます。
それなりに精度の高い画像検索なので、上手く活用することが出来れば、よりスピーディーに気になるものを探し出すことが出来ます。
キーワード検索
ピンタレストでは、キーワードを入力することでも検索することが出来ます。
ピンタレストのキーワード検索は、特徴的になっています。
キーワードに関連性の高い画像についても表示されるようになっています。
通常ならば、キーワードに関連性の高いものが表示されますが、よりユーザーの興味を踏まえた上での検索をしています。
実際に、ユーザーが興味がありそうだと判断すれば、検索したキーワードに含まれていない事柄についても表示させるようにしています。
検索ワード含むボードにリピンされている画像が、表示されやすくなるという仕組みです。
似ているピン
ピンタレストの特徴的な機能として、「似ているピン」という機能があります。
似ているピンというのは、文字どおり似ているピンが表示されるものになっています。
自分の興味をさらに深める可能性のあるコンテンツだと言えます。
似ているピンには、ユーザーの興味に基づいて、システムがオススメのピンを表示してくれます。
似ているピンによって、どんどん自分の世界が広まっていくことを期待できます。
また、この似ているピンがきっかけになって、自分がこんなことに興味があったという部分に気づくこともあります。
ピンタレストを利用している人の中には「なんとなく、こんな画像が好き」という理由で保存している人もいます。
しかし、なんとなく好きな画像が多くなってくることによって、なんとなく好きだった画像たちから、ひとつの特定の方向性が見えてきます。
それにより、好きなことに気づける可能性もあります。
したがって、侮れないコンテンツだと言えます。
企業と相性の良い機能を把握する
ピンタレストは、今後企業が重要だと位置づけるコンテンツになる可能性があります。
そのため、今のうちに企業にとって重要になる機能を見極める必要があります。
使い方を上手く見極めることによって、有効活用することが出来ます。
保存先のボード
ピンタレストでは、リピンされることによって、画像の持ち主は誰にリピンされたのかということが分かります。
具体的には、誰のどのような名前のボードにリピンされたのか、通知が届きます。
したがって、リピンした相手の意向を読み取ることが出来ます。
企業にとっては、なんのために自社製品の画像をボードに保存したのかは非常に重要になってきます。
相手の考えを知ることによって、自分たちの商品がどういった人たちに向いているのかを知ることが出来ます。
ボードの状態によっては、ユーザーがその先に何をするかが読めてくることもあります。
ピンタレストを利用するのならば、
- リピンされたボードを確認する
- ユーザーが何を思っているのかを考える
ということから始めると良いです。
フォローについて
ピンタレストにおいて、その他のSNSと同様にフォローという概念があります。
ピンタレストで他のユーザーをフォローをすると、自分の興味の無いジャンルの画像についても流れてきます。
しかし、ボードだけをフォローすることで、興味のあるジャンルのみフォローすることが出来ます。
Pinコード
ピンタレストにとっては、Pinコードという機能は重要になります。
Pinコードは、QRコードのようなイメージで利用することが出来ます。
ピンタレストのアプリでスキャンすることによって、スキャンしたボードにたどり着くことが出来ます。
店頭に置いたり、自社サイトに掲載したりと、様々な活用法が存在します。
Pinコードは、企業にとっては重要な要素と言えます。
EC関連機能の強化
ピンタレストには、EC関連機能が導入されています。
商品情報とピンタレストを連動させて、カタログのように利用することが出来ます。
他にも、ピンに商品リンクをタグづけすることが出来るコレクションピンといった機能があります。
また、広告については、自動的に最適化してもらうことが出来ます。
広告主の手間を最小限におさえた上で、効果的な広告戦略を打ち出すことが出来ます。
その他に、分析ツールがあるので、ビジネスとしてピンタレストを利用する場合、かなり充実した機能が備わっています。
近年においては、SNSは一斉にショッピング機能の強化に乗り出してきています。
ピンタレストを活用している企業
ピンタレストをすでに活用している企業が存在します。
かなり上手な活用をしているので、実際に始める際には、参考にすることは重要です。
その他のSNSに比べると、まだまだ新しいコンテンツなので、積極的に先人たちから吸収することが重要です。
ユニクロ(@uniqlo)
ユニクロは、ピンタレストを有効活用している企業の中でも、代表的な存在だと言えます。
そもそも、ユニクロのビジネスとピンタレストは、とても相性がよくなっています。
商品のカテゴリーをつくるように、ボードが複数設けられていて、興味のあるボードにアクセスすることによって、ユーザーの購買欲を刺激するようなつくりになっています。
画像から商品にアクセスすることも可能になっていますので、とても有効活用しているといえるでしょう。
HIS Japan(@hisjapan)
HISは、世界各国の美しい写真などを掲載しています。
見ると海外に行きたくなるような写真ばかりです。
自然や建物の写真は、ピンタレストとの相性が良いです。
したがって、HISはピンタレストを有効活用していると言えます。
Nissan(@nissanusa)
自動車メーカーであるNISSAN(日産)は、ピンタレストを活用しています。
投稿内容は、主に自社製品に関する動画がメインです。
自動車が走っている姿が映し出されている動画が、数多く投稿されています。
迫力ある動画とピンタレストが上手くマッチしています。
赤ちゃんマットのお店(@babymatt)
赤ちゃんマットのお店は、ベビー用品専門店です。
赤ちゃんに関する投稿が数多く投稿されています。
赤ちゃんの可愛らしい写真が、ピンタレストとの相性が良いです。
大手企業のアカウントに比べると、規模は小さいです。
しかし、海外に向けてアカウントを運営する姿勢は、非常に参考になります。
Sanrio(@sanrio)
サンリオは、ハローキティ―などのキャラクターで人気の企業です。
サンリオは、ピンタレストで海外に向けて自社のキャラクターのコンテンツを発信しています。
キャラクターとピンタレストは相性が良いので、上手く活用していると言えます。
まとめ
ピンタレストは、インターネット上にある写真を利用して、自分のアルバムを作ることが出来るというサービスです。
また、他のユーザーがアップした写真を自分のアルバムに追加することも出来ます。
ピンタレストは、アメリカでかなり伸びているコンテンツです。
日本は、アメリカの後追いをする傾向があるので、しっかりと確認しておくことは大切です。
また、近年、企業がピンタレストに注目し始めています。
ピンタレストでは、EC関連の機能が非常に充実しています。
カタログのような使い方ができたり、分析ツールを使えることから、非常に企業が利用しやすい環境が整っています。
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