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インスタグラムの投稿の最適な「画像サイズ・動画サイズ」とは
ビジュアルをメインとしたSNSプラットフォームであるインスタグラムは、個人の表現活動や企業の広報活動にもはや欠かせない存在です。
使い方は非常に簡単で好きな画像をアップするだけなのですが、そんなシンプルな表現の場においても、センスが光る投稿にはユーザーが集まります。
ビジュアルには一目でわからせる説得力がありますが、何を表現したいのか、何が目的で運営しているのかによって、画像の題材やテイストを厳選する必要があります。
もちろん、基本的な画像サイズ・動画サイズを把握することは最低限の知識として大切です。
投稿内容によってどのような画像サイズ・動画サイズが最適なのかも計算した上で活用しましょう。
それでは基本サイズをまとめます。
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インスタグラムの投稿の画像・動画の基本サイズ
インスタグラムに投稿する画像の最適サイズは、もともとは「スクエア(1:1)」でした。
2016年8月からは「横長(1.91:1)」、「縦長(4:5)」が可能となり、表現の幅が広がっています。
現在は3種類のサイズに分けられるので、以下にまとめてみましょう。
Instagram 最適な画像サイズ
画像のサイズ | |
---|---|
スクエア(1:1) | 1080×1080ピクセル |
横長(1.91:1) | 1080×566ピクセル |
縦長(4:5) | 1080×1350ピクセル |
インスタグラムの投稿の画像サイズは上記の通りです。
上記のサイズを守ることで端が切れたりすることなく、画像を綺麗に見せることが出来ます。
Instagram 最適な動画サイズ
インスタグラムには動画も投稿できますので、動画の最適サイズも掲載しておきます。
基本的には動画も画像と同サイズです。
アスペクト比 | 4:5~1.91:1 |
---|---|
最長 | 60秒 |
最大ファイルサイズ | 4GB |
インスタグラムの投稿の動画サイズは上記の通りです。
上記のサイズを守ることで端が切れたりすることなく、動画を綺麗に見せることが出来ます。
ストーリーズの画像・動画のサイズ
インスタグラムにはストーリーズもありますが、ストーリーズは推奨サイズが縦長です。
ストーリーズは基本的に全画面となるため、スマートフォンのアスペクト比となります。
ストーリーズ画像サイズ(jpg/png)
アスペクト比 | 9:16 4:5~1.91:1 |
---|---|
最長 | 5秒 |
最大ファイルサイズ | 30MB |
ストーリーズの画像サイズは上記の通りです。
ストーリーズ動画サイズ(MP4/MOV)
アスペクト比 | 9:16 4:5~1.91:1 |
---|---|
最長 | 15秒 |
最大ファイルサイズ | 4GB |
最小幅 | 500ピクセル |
ストーリーズ動画サイズは上記の通りです。
動画の場合、最小幅が500ピクセルとなっており、音声はあってもなくても自由です。
解像度について解説
画像は解像度が重要なので、インスタグラムで綺麗な画像を見せたいなら、最適サイズだけでなく解像度の理解も必須です。
こちらはインスタグラムの公式発表の内容を見てみましょう。
横解像度 | 最小:320ピクセル 最大:1080ピクセル |
---|---|
アスペクト比 | 1.91:1~4:5 |
具体的に説明すると、たとえば横幅320~1080ピクセルの画像だった場合、画像の高さサイズが566~1350ピクセルくらいあればもともとの解像度が保たれるということです。
元の画像が勝手に変形してしまわないよう、アスペクト比に応じて画像の一部がトリミングされたり、最低横幅の320ピクセルに足りない場合は拡大されたりします。
解像度は高ければ高いほど美しく見えると考えがちですが、横幅の最大値が1080ピクセルを超えた場合は縮小されます。
もちろん縮小される分には画質が劣化するわけではないためさほど問題はありませんが、最低解像度の320ピクセルに足りないような画像は、拡大され画質が落ちてしまうため、避けるべきです。
投稿しても写真がぼやけてにじんでしまったり、何が写っているのかよくわからないようでは上げる意味がありません。
またギリギリ最低解像度をクリアしたくらいではやはり魅力的な画像にはなりませんので、質を上げるためにはちょうどMAXになるくらいのほうがクオリティが高く掲載できます。
インスタグラムはビジュアル勝負のメディアですから、可能な限り幅1080ピクセルか、それを少し上回る解像度で画像を用意しましょう。
画質のクオリティを損なわず、美しく目を惹くビジュアルを投稿してください。
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横長・縦長画像を投稿してみよう
投稿する目的や表現したい構図によっては、あえて画像はスクエアにせず、横長や縦長でアップする方が効果的です。
例えば、「1920px×1280pxの横長画像」をアップしようとした場合、画像を選ぶと自動的にスクエアの比率で表示されます。
これはデフォルト比率が1:1に設定されているためなので、もちろんそのままでもよいのですが、左下のかぎかっこアイコンをタップしてみましょう。
かぎかっこのようなアイコンはトリミングアイコンで、ここをタップすることで1.91:1の比率で投稿できるようになります。
同様に縦長の画像もデフォルトではスクエアですが、左下のトリミングアイコンで4:5の比率で投稿できるようになります。
全体のコンセプトを大切に
センスの光るインスタグラムアカウントは、もちろん画像1枚1枚のクオリティが高いこともあるのですが、全体で見たときのイメージをとても大切にしているのが特徴です。
例えば、カラー、テイスト、サイズや見せ方などトータルコンセプトがしっかり統一されて運用されているため、一目見ただけで大きなインパクトとメッセージを与えられます。
もちろん、必ずしもアカウント内の画像をすべてスクエアにする、横長・縦長にするという統一感ばかりがよいわけではありません。
表現に合わせて様々なサイズの画像や動画を投稿しながらも、そのアカウント全体からユーザーが受けるイメージが一貫して感じられるのが、真のビジュアルセンスと言えます。
それは解像度だけでなく明るさや色合い、彩度だったりもしますが、まずは訪れたユーザーにどのような空気を感じてもらいたいかのイメージコンセプトを固めることが大切です。
現在は優れた画像加工アプリも手軽に使えるようになっていますので、それを駆使してもよいでしょう。
ただ、なるべく元の画像データをそのまま使うほうが劣化が少ないので、できれば撮影時から掲載時のことも考えたうえで撮影するのが理想です。
優れた運営者は、撮ってそのままアップするだけでさまになるテクニックも身につけていますので、ぜひ腕を磨きましょう。
サイズ変更時の注意点
画像サイズを変更する場合には、気を付けるべき点がいくつかあります。
縦長の画像・動画は上下が切れる
まず縦長画像のトリミングですが、前述したとおり画像は最大4:5の比率となります。
ただスマートフォンで撮影した際、縦サイズはこれより長く写るため、どうしても横幅を合わせると上下が切れてしまう点は注意が必要です。
撮影時から上下が切れることを想定して撮影するようにしましょう。
複数枚投稿すると1枚目のアスペクト比が反映される
画像を複数同時に投稿すると、1枚目のアスペクト比が全ての画像に反映されます。
1枚1枚指定はできませんので、最初がスクエアだと残りの全ての画像はスクエアになってしまいますし、最初が横長だと残りの全ての画像は横長になってしまうことは覚えておきましょう。
投稿画像が多いためどうしても手間をかけたくないという場合には、外部アプリの中にサイズ違いも混ぜて投稿できる機能を持ったものがありますので、そちらの利用がおすすめです。
インスタグラムが縦長を推奨する理由
実は長らくスクエアを推奨してきたインスタグラムが、2020年6月から公式に縦長画像の投稿を推奨すると発表しました。
なぜ主張を変えたのか、その理由は「スマートフォンの画面占有率が高い方が、よりユーザーへのアピール度が高いから」です。
そのためインスタグラムでは現在、投稿画像サイズは4:5がイチオシとされています。
とは言え、やはり内容や投稿目的に合わせて意識した画像サイズを企画することが、ユーザーのアテンションを惹くことに間違いはありません。
いずれにせよ自己表現にしろ企業アピールにしろ、ユーザーの目と心をつかむビジュアルを作り出すためには、サイズも含めさまざまな工夫を凝らして投稿することが大切です。