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SNSで怖いアカウント凍結はインスタグラムにもある
SNSで注意しなければならないのは、アカウントの凍結です。
企業の場合は、これまで積み上げてきたSNS上の利益が棄損してしまうため、最も注意しなければならないポイントだと言えます。
炎上とともに、常にアカウント凍結を視野に入れておかなければなりません。
インスタグラムでもアカウント凍結は存在します。
企業アカウントだからといって忖度されることはありません。
規約違反すると簡単にアカウント凍結されてしまいます。
もちろん、過去のアカウント凍結事例があるので、過去事例に学ぶことが大切となります。
インスタアカウントが凍結される原因
インスタグラムのアカウントが凍結される原因を、まずは確認してみましょう。
アカウント凍結に注意するといっても、どんな理由で凍結されるのかが分からなければ、対処しようがありません。
警告を無視する
インスタグラムのアカウントは、かなり悪質な場合を除けば、基本的に警告が発せられます。
警告の後にアカウント停止という流れになるのですが、その違反警告を無視すると凍結されてしまいます。
改善のための助言を運営から受けているのにもかかわらずに、警告を無視すると凍結されてしまうのは当然です。
警告される理由も様々なので、運営からのメッセージを見逃さないようにすることが重要です。
通報されてしまう
インスタグラムのサービスを利用していれば分かるのですが、各投稿やアカウントに対して、違反報告することが出来ます。
違反報告が重なると、アカウント停止に陥ってしまう場合があります。
基本的には、一回だけの違反報告くらいでは凍結されませんが、通報が積み重なると危険です。
一回程度の通報なら、いたずらの可能性があることくらいは、インスタグラム運営も重々承知です。
違反報告によるアカウントの停止には2パターンがあります。
①一定数以上の通報
1つ目は、一定数以上の報告です。
たくさんの人から通報があるということは、なんらかの規約に接触している可能性が高いと判断されます。
違反報告が積み重なっても、状況が軽微な違反だととらえられる時は、通報が来ていることを警告で教えてくれることもあります。
できれば警告が来たタイミングで、しっかりと改善すべきです。
②短期間で大量の通報
2つ目は、短期間で大量の違反報告があった時も凍結される可能性が高いです。
ある程度の数が揃えば、組織ぐるみで任意のアカウントを凍結に追い込むことが可能になっています。
実際に組織ぐるみでの手口を利用してライバルを蹴落とそうという人もいますので、十分に注意が必要になってきます。
また、短期間に大量の違反報告をしているアカウントに対してもペナルティが課せられる可能性があります。
そのため、一般的な方法ではこの短期間に大量の違反報告というのは、やりづらくなっています。
利用規約の違反
インスタグラムでアカウント停止される人に多いのが、しっかりと規約を読んでおらずに凍結されてしまうというケースです。
インスタグラムのアカウントを凍結されてしまうと、様々なデメリットが発生してしまいます。
なので、事前にしっかりと規約を読むことをオススメします。
ただし、規約といっても、そこまで厳しいルールではありませんので、少し確認すれば、すぐに理解することができるレベルです。
注意すべき点は、性的な表現性の強い投稿です。
例えば、肌の露出が多い写真を掲載してしまうなどです。
インスタグラムの場合は、ファッションやアパレル系の企業がたくさん進出していますので、露出の多いファッションを取り上げたりすると、利用規約に違反する可能性があります。
海外では日本と比べると、児童ポルノに対する処罰が非常に厳しいので、子どもを扱った写真についても細心の注意を払う必要があります。
近年の傾向として、ツールなどを使ってフォロワーを獲得しているようなアカウントに対しても、厳しい措置をとるようになってきました。
インスタグラムは、どちらかといえば規約が緩いほうのSNSでした。
しかし、そういったコンテンツはどんどん規約が厳しくなっていく傾向が強いのがネットの世界です。
どんどん規約が厳しくなっていくという意味では、今後の規約については十分に注意をする必要があります。
これだけは覚えておくべきInstagramの利用規約については後ほど詳しく解説します。
商標の無断利用
SNSは、どうしても商標に関する概念が希薄なってしまいがちです。
だからこそ、商標に関するアカウント凍結には細心の注意を払う必要があります。
また、インスタグラムは写真や動画が当たり前のSNSなので、知らず知らずのうちに商標を無断利用してしまうケースが非常に多いです。
個人インスタなら企業の恩情によって見過ごされることもありますが、企業インスタの場合はそうはいかず、裁判問題に発展する可能性があるので、十分に注意する必要があります。
長期間ログインしていないアカウント
インスタグラムは、利用の意思のないアカウントに対して凍結という手段をとっています。
特定の期間という決まりは定められていませんが、長期間アカウントにログインしていない場合には、注意する必要があります。
ただし、企業がインスタグラムを利用する場合は、定期的に投稿してこそ意味があります。
なので、長い期間利用しないことについてはそれほど神経質になる必要はないかもしれません。
万が一を踏まえてログインするだけではなく、定期的に投稿するように心掛けましょう。
覚えておくべきインスタグラムの利用規約6選
インスタグラムの利用規約に違反してしまうと、アカウントが凍結されてしまいます。
そのため、利用規約をよく確認しておくが重要です。
とはいっても、長く書かれた利用規約をすべて暗記するのは難しいです。
代表的な違反事項をしっかりと覚えておくとよいです。
必要最低限の利用規約だけは覚えておいて、しっかりと守ることでアカウント凍結を回避することが出来ます。
禁止事項
- 著作権の問題
- 性的な表現
- 反社会的行為
- 薬物に関する投稿
- 人種差別
- 暴力的な投稿
著作権の問題
まず、著作権の問題には慎重になるべきです。
インスタグラムの写真や動画にも著作権は発生します。
なので、持ち主の許可なく著作物を使用すると、著作権の違反になってしまいます。
性的な表現
また、性的な表現もついついやってしまいがちです。
なぜなら、性的な表現の入った写真を女性が投稿すると、男性ユーザーからのアクセスを大量に獲得できるためです。
しかし、ファッションのコーディネイトで露出が多いものであっても凍結になる可能性があるくらいです。
なので、あからさまな性的表現は、絶対にNGです。
性的な写真は、シャドーバンの対象になる可能性も高いです。
反社会的行為
反社会的行為は、規約違反になります。
例えば、反社会的な組織を応援したり、テロ活動を容認したりする投稿などが該当します。
また、インスタグラムのイデオロギーは完全にリベラルなので、右寄りの発言を続けていると、アカウント凍結になりやすいです。
実はからくりがあって、左寄りのユーザーに反感を買いやすくなり、違反通報数が重なるからです。
通報が重なることで、アカウント停止に追い込まれるケースがよくあります。
薬物に関する投稿
多くのコンテンツでもそうであるように、薬物に関する売買を含んだ投稿はNGです。
薬物を使用しているような写真だったり、薬物を販売するような投稿だったりはすぐに凍結対象になるので、辞めましょう。
人種差別
人種差別的な投稿もアウトです。
例えば、黒人を差別するような表現だったり、奴隷のように扱っている動画などを挙げたりすると凍結対象になります。
暴力的な投稿
暴力的な投稿もアウトです。
薬物や人種差別や暴力的投稿というのは、基本的にどのネットサービスにおいても共通です。
なので、逆にあえて注意する必要はないですが、稀に違反するような人がいます。
特に企業が紹介したような利用規約に引っかかるようでは、ネットリテラシー以前の問題になってしまいます。
#ハッシュタグにも注意が必要
インスタグラムにとって、ハッシュタグ(#)は重要です。
ハッシュタグは、企業のインスタアカウント運用においても重要で、ハッシュタグを使って、SNSマネジメントをすることが多いです。
しかし、ハッシュタグに関するルールを覚えておかなければ、ハッシュタグが原因でアカウント停止に陥ってしまうことがあります。
ハッシュタグには禁止ワードが設定されていて、性的な表現に関するものもNGです。
意外なものとして、「#instagram」というハッシュタグが禁止されています。
ルールをよくわからない人は、ついつい設定しまいやすいワードになりますので十分に注意しましょう。
企業の場合はDMにも注意が必要
企業としてインスタグラムを利用する場合に注意しなければならないのが、DMです。
DMは企業の利益に結び付けるためには重要な要素ですが、むやみやたらに送信してしまうと規約違反になってしまう可能性があります。
DMの場合は、先に使用制限がかけられるようになり、使用制限でも改善が見受けられないようならば、アカウント凍結という状況になります。
例えば、相互フォローをしていないユーザーに複数のDMを送信することや、複数のユーザーに短時間で大量のDMを送るというような行為をすると、スパム行為と判断されアカウント凍結してしまいます。
さらに、特定のユーザーに対して何度もDMを送ったりすると、運営的には問題ないと判断したとしてもユーザー側から違反報告をされてしまう可能性があります。
このようにDMには「スパム行為」と「通報される」の二重のリスクが存在していますので、十分に注意する必要があります。
インスタグラムが取り締まりを強化している行動
インスタグラムは、日々規約違反を取り締まっています。
しかし、取り締まりの対応は年々変化する様子が見受けられますので、一度規約を読んだらそれで終わるという訳にはいきません。
規約にはそれほど変化が見受けられなくとも、インスタグラムの対応には変化が見受けられる可能性があるります。
企業としてインスタグラムを利用するのならば、規約についてはしっかりと見据えておく必要があります。
近年、インスタグラムが取り締まりを強化しているのは、ツールを利用したフォロワーの獲得などです。
今までに比べて厳しくなっているので、心当たりがある人はすぐに辞めなければ大きな損失を招く可能性があります。
凍結された場合は異議申し立てできる
インスタグラムのアカウントを凍結されてしまった場合は、異議申し立てという方法も用意されています。
凍結されてしまうと、ログインした時に注意書きが表示されるようになります。
注意書きの下に異議申し立ての項目がありますので、そこから異議を申し立てることが出来ます。
ただし、異議申し立てをしたからといって、必ず解除されるとは限りません。
軽微な違反であれば、凍結が解除される可能性は高いですが、そもそも軽微な違反ならば、警告メッセージでの対処になるはずです。
規約を守るだけでは足りない凍結対策
インスタグラムのアカウント凍結対策をするのならば、利用規約だけ守っていれば良いという訳ではありません。
規約を守るのは当然なのですが、Instagram社の取り締まりも年々変わってきています。
どういった物事を重点的に取り締まっているのか、確認することが重要になります。
例えば、インスタグラムでは性的な表現について厳しく取り締まられています。
しかし、ファッションを紹介する際にどのくらいの露出ならば許容され、どのくらいの露出はダメなのかという点は規約には書いていません。
性的表現については、運営側のスタッフによっても感覚に差異があるかと思いますので、明確に基準を設定するのは難しい部分なのです。
微妙な部分をしっかりと察知できるような対策をしていかなければ、アカウント凍結されてしまうかもしれません。
アカウント凍結されるかされないかの微妙な投稿を続けるのは、辞めた方が無難です。
確実に大丈夫という基準を見つけて、安全策で投稿を続けるのがポイントだと言えます。
インスタグラムは、投稿を積み重ねることによって企業にとっては大きな利益を生み出してくれるコンテンツです。
しかし、そんな利益が崩れ去るのは一瞬です。
例えば、炎上するかもしれませんし、今回紹介した凍結かもしれません。
そういったリスクが常につきまとうコンテンツだということを想定した上で対応することが、重要になります。
企業がインスタグラムのアカウントを運営していく上で、上手く運営していく自信がない場合は、アカウント運用代行を依頼するのも一つの良い手段です。