Instagramの広告活動は高い効果を狙えるマーケティング施策
写真で手軽に情報発信ができるSNSプラットフォームのインスタグラムは、国内でも圧倒的なアクティブユーザーを抱えるトップメディアへと成長しました。
Instagramは2019年6月7日(金)、国内の月間アクティブアカウント数が3300万を突破(2019年3月時点)したことを発表しました。
Instagramが2019年6月7日に発表した内容によると、日本国内における月間アクティブアカウント数は3300万を突破(2019年3月時点)しています。
世界規模で見れば10億人、日間でも5億人を誇りますので、もっとも成長著しいメディアだと言えるでしょう。
すでに利用者にとってインスタグラムは日常生活の一部であり、マーケティング的にみても今後この流れは変わらないと予測されています。
こうしたメディアを集客に活用することは、いかなる企業においても高い効果を狙えるマーケティング施策と言えます。
長らく「シェア機能がなく拡散性が弱い」と指摘されていましたが、24時間のみ公開できる「ストーリーズ機能」の登場により、各企業が積極的に広告やキャンペーンに乗り出すようになりました。
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新規顧客の獲得・リピート率向上・好感度UPなどの広告活動に
インスタグラムが国内で普及し始めた当初は、10代20代の女性がメインユーザーでした。
それが今では男女差もほとんどなくなり、30代以上のユーザーも増えてきていることから投稿内容にも大きな変化が見え始めています。
特に、いわゆる「インスタ映え」する画像で占められていた時代は終わり、日常生活が垣間見える雑多な投稿が非常に増えたことは特筆できるでしょう。
メインターゲットは20代~30代ですが、
- きれいすぎない画像
- リアルな日常の表現
などを好む利用者が圧倒的に増え、各企業やショップもその流れに合致する広告活動を始めています。
インスタグラムでの広告活動が成功させれば、
- 新規顧客の獲得
- リピート率の向上
- 好感度を上げブランドのファン獲得
など企業の広告活動としてやるに越したことはないでしょう。
インスタグラムはもはや単なる集客ツールではなく、将来的に固定客を育てるための土壌になったと言えます。
インスタグラム集客を成功させる4つのコツ
「ググる」より「タグる」と言われる昨今では、調べものや情報収集にインスタグラムを選ぶユーザー層が増えたことがうかがえます。
つまり、すでに自社や商品に好感を持っているユーザーだけでなく、外からのユーザー流入も期待できるメディアになったと言えるでしょう。
そう理解すれば、検索機能もしっかり意識したうえでインスタグラム集客を企画する必要があることがわかります。
ここからは、今こそ押さえておくべき基本も含め、インスタグラムでの集客を成功させる4つのコツをまとめてみましょう。
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1「ターゲットを強く意識しテーマを決める」
企業アカウントの運用で一番やってはいけないのが、「なんとなく投稿」です。
個人の趣味で情報発信しているならまったく問題ありませんが、企業が集客や宣伝のために運用するなら、
- 投稿する画像1枚
- キャプションの言葉やハッシュタグ「#」
などすべて意識して作成してください。
そのために必須なのが具体的なターゲットの設定です。
ペルソナの設定は基本中の基本
インスタグラムで広告活動を考えてる企業アカウントを運営するならまずペルソナを設定し、ペルソナにアピールできる画像・文章を投稿することが基本中の基本です。
- 居住地
- 年齢
- 性別
- どのような生活を送っているのか
などより具体的に設定し、その人に響くメッセージを作成しましょう。
ビジュアルですべてを伝えるメディアですので、投稿画像はすべてテーマを意識し、テイストも含め一貫性を持たせてください。
誇張でもなんでもなく、企業であればターゲットとテーマが決まるまでアカウントの運用は始めるべきではありません。
うやむやに見切り発車すると取り返しのつかないことになりかねませんので、事前の準備を重視しましょう。
また運用を始めたら、結果を都度チェックすることも重要です。
アカウントを見ている閲覧者の属性は、インサイト機能などで細かく確認するようにしましょう。
2「ビシネスアカウントを利用して情報はできる限り載せる」
企業が集客活動にInstagramを使うなら、アカウントはビジネスアカウントにすることが基本です。
ビジネスアカウントではビジネスプロフィールを設定できるため、美容室などであれば
- 地図情報
- 予約電話番号
- メールアドレス
- 支店のインスタリンク
- ストーリーズのハイライト投稿
などもしっかり登録してください。
ここでの登録情報はアカウントページで「連絡先」として表示されます。
興味をもってもアプローチの仕方がわからないなど、ビジネスチャンスを逃すようなことは避けましょう。
コメント欄やDMでもコンタクトを取ることは可能ですが、企業であればダイレクトにコンタクトできるルートを確保すべきです。
ビジネスアカウントには数々のメリットがありますので、集客を成功させるのであれば切り替えは大前提と言えます。
3「位置情報(ジオタグ)を活用する」
インスタグラムの位置情報は「ジオタグ」といいます。
「ジオタグ」つきで投稿すると画像を撮影した場所が表示され、場所名をクリックすることでGoogleマップでの位置や同じ位置のユーザーの投稿を表示できます。
地図を使った「ハッシュタグ」とも言える機能であり、投稿に名称や場所を付け加えることで、実店舗により高い集客効果を狙うことが可能です。
同じジオタグを付けた投稿が表示され集客率UPが狙える
投稿する時に「位置情報を追加(ジオタグ)」を設定することで、
- 同じ「ジオタグ」をつけたユーザーの投稿が表示される
- その場所を検索したユーザーが自社の投稿を見てくれる
など、即効性の高い集客を実現できる期待があります。
たとえば渋谷の美容室などであれば自社の店名をピンポイントでつけてもいいですし、エリアを広くとって「Shibuya,Tokyo」など広範囲な集客を狙うこともできます。
どのような範囲から人を呼びたいかは業種や経営方針によっても異なりますので、よりペルソナに届きやすい「ジオタグ」づけを考えましょう。
4「アクションの明確化」
→→
- インスタグラムで情報を見た
- 投稿に興味をもった
というユーザーが、次にどのようなアクションを起こしてほしいのかがわかるようにします。
この場合目的が集客ですので来店してもらって購買行動に移してもらいたいわけですが、そうしてもらうための導線がわかりやすいかどうかが重要な分かれ道です。
多くの場合、投稿には「@アカウント名」を必ず挿入し、そこからビジネスプロフィールへ誘導するという手法が取られています。
もちろんプロフィールにはECサイトへの誘導や特典などを明記しておく必要があります。
インスタグラムによる集客のメリット
企業がインスタグラムを集客に活用するのは、非常に手早く手軽な手段です。
ビジネスアカウントは個人名義でも開設できますし、無料ビジネスアカウントで実店舗の外観や内装、商品やサービスを投稿するだけでも大きな集客につなげることは可能でしょう。
こうした投稿をメインとする集客活動であれば、かかる費用は0円です。
広告出稿には当然費用がかかりますが、無料アカウントでも画像や動画の投稿に上限や制限があるわけではなし、まずは一歩を踏み出してみようとする企業が急増するのも当然でしょう。
インスタグラムを集客ツールと考えた場合、どのようなメリット・デメリットがあるのかまとめます。
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メリット①:手軽かつ無料でスタート可能
前述したとおり開設は無料、いつでもどのタイミングからでもスタートすることが可能であり、運用にも手間のかかる縛りはありません。
もちろん成功させるためにはマーケティング施策が欠かせませんが、始めるだけなら誰でもすぐに可能であり、もし撤退したいとなっても即座に撤退可能です。
メリット②:ビジュアルによる訴求ができる
「テキスト」より画像や動画のほうが閲覧者の記憶に残ります。
文字は読まないけれど画像は見るという人は非常に多いですし、こまめに更新すれば同じ内容でも飽きさせず興味を惹き続けることが可能です。
メリット③:コミュニティを築ける
インスタグラムの投稿には「コメント」がつけられるため、ユーザーと双方向のコミュニケーションができます。
広告のように情報発信だけで終わることなく、「コメント」や「ダイレクトメッセージ機能」をうまく使えばコミュニティを築けるでしょう。
固定ファンを育て、ブランディングにつなげることも可能です。
インスタグラムはサービス開始からこまめな改善を続けており、現在は拡散力も訴求力も強く、広告媒体としても目覚ましい発展をとげているプラットフォームです。
現在ではショッピング機能の追加でダイレクトに購買行動へつなげるアプリケーションへと進化し、すでに単なる広告ツールではなくなりました。
今後はネットショッピングの入り口として大きく発展が見込めるでしょう。
インスタグラムによる集客のデメリット
インスタグラムを集客に活用することに、大きなデメリットはありません。
ただ運用においては独特の空気感があることも事実で、その点を理解したうえで運用しないと、なかなか成果を出しにくいのがネックでしょう。
デメリット①:宣伝色が強いと蹴られる
単に広告写真ばかりを投稿しているアカウントは、見てもらえないばかりかイメージ低下の高いリスクを生みます。
たとえば商品写真を毎回投稿するだけのアカウントなどは、ユーザーからやり玉にあがることは間違いないでしょう。
- 広告臭が強い
- ビジネス色が強い
- ECサイトなどへしつこく誘導する
といった投稿内容や度を越したステマ施策は運用はしてはいけません。
わざわざ労力をかけて顧客を遠ざけることになりかねません。
デメリット②:フォロー獲得が簡単ではない
SNSを企業広告に利用している例は非常に多いですが、その中でもインスタグラムはフォロワーを獲得しにくいプラットフォームとしてよく知られています。
これはよくも悪くもビジュアルの持つパワーの違いであり、テキストだけで展開される他のSNSに比べ、好き嫌いが非常に強く出やすいことが理由です。
つまり企業がインスタグラムでユーザーに気に入ってもらうためには、高いハードルを越えて「好き」のレベルに到達しなければなりません。
その代わりストライクゾーンに入れば一目で好きになってもらえたり、いきなり熱烈なファンになってもらえたりする可能性もあるため、表裏一体とも言えるでしょう。
少なくとも、企業側にとって有益な展開は避け、ユーザーにとって有益な情報を提供する真摯な姿勢を貫きましょう。