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InstagramのNFT(デジタルコレクティブル)とは?
Instagram(インスタグラム)では、2022年5月にNFT(ノン・ファンジブル・トークン)のシェア機能の試験運用を開始しました。
NFTのシェア機能は、Instagramの親会社であるMeta社は「デジタルコレクティブル(デジタルコレクション)」と呼んでいます。
You can now post digital collectibles on @Facebook and @Instagram ✨ Connect your digital wallet to either app and start sharing your #NFTs today.
Learn more 👉 https://t.co/aH8036aVwX pic.twitter.com/0AuZWHUFsy
— Meta (@Meta) August 29, 2022
デジタルコレクションにより、一部のユーザーは、デジタルウォレットをInstagramに接続し、自分のNFTを紹介できるようになりました。
そして、2022年8月には、試験運用の対象のユーザーを拡大しました。
対象ユーザーの拡大によって、NFTのシェア機能を使用できる国は、
- アフリカ
- アジア太平洋
- 中東
- 中南米
などの100カ国にも及びます。
また、コインベース・ウォレットやダッパー・ウォレットにも対応するようになりました。
Instagramは、収益化のチャンスを拡大をするために、NFTを多くのユーザーに広めようとしました。
そして、ユーザーエクスペリエンスを向上することに重点を置くと発表しました。
また、メタバース事業を拡大に伴い、
- アクセスの拡大
- コスト削減
- 革新を加速させる
などが狙いだと、Meta社は説明しています。
NFTのシェア機能であるデジタルコレクションは、試験運用中の機能です。
しかし、非常に注目度の高い機能なので、詳しく解説していきます。
NFTをInstagramに投稿するとは?
NFTは、
- SNSのアイコン
- コレクション
などとして、デジタルファッションとして注目されています。
Instagramでは、NFTを投稿することが出来ます。
NFTを投稿することで、以下のような特徴があります。
- デジタルアートのギャラリーとなる
- フィード内に固定できる
- シーマエフェクトで真正性と所有権を明確にする
上記の特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。
デジタルアートのギャラリーとなる
NFTを投稿することで、デジタルアートとしてインスタグラム内で役割を果たします。
そして、いくつものNFTを投稿することで、まるでギャラリーを見ているような感覚になります。
フィード内に固定できる
作成したり保有しているNFTは、他の画像と同様にフィード内で固定することが出来ます。
特に注目してもらいたいNFTを固定することで、多くのユーザーから注目を浴びることが出来ます。
シーマエフェクトで真正性と所有権を明確にする
シーマエフェクトとは、NFTの真正性(しんせいせい)や所有権を目に見えて分かるように主張することです。
Twitterの六角形アイコンと似た役割を果たします。
シーマエフェクトは、NFTを投稿する際に追加することが出来ます。
また、
- コレクションの説明などの公開情報の表示
- 作成者のタグ付け
などを行うことが出来ます。
作成者とコレクターの両方をフィード内で自動的にメンションすることが出来ます。
両者をメンションすることで、NFTの真正性と所有権のトラッキングに役立ちます。
InstagramにNFTを投稿する方法
InstagramにNFTを投稿する方法を紹介します。
NFTを投稿する手順は、以下の通りです。
- 事前準備
- ウォレットをリンクさせる
- デジタルコレクティブルの説明を確認する
- ウォレットを選択して接続する
- ウォレットを認証して署名する
上記の手順について、それぞれ詳しく解説していきます。
①事前準備
NFTを投稿するためには、以下の事前準備が必要です。
- NFT
- ウォレット(MetaMaskなど)
上記の準備が整わなければ、NFTをInstagramで投稿することは出来ません。
また、
- 新規アカウント
- 非アクティブなアカウント
という上記のアカウント、デジタルコレクションを使用することが出来ません。
投稿やいいね!などのアクションを取り、数日待つことでデジタルコレクションを使用出来ようになります。
②ウォレットをリンクさせる
InstagramでNFTを投稿するためには、ウォレットをリンクさせる必要があります。
ウォレットをInstagramにリンクさせるためには、プロフィール画面のメニューから「デジタルコレクション」を選択します。
そして、デジタルコレクションから、「ウォレットをリンク」を選択します。
③デジタルコレクティブルの説明を確認する
デジタルコレクティブルの説明が表示されます。
画面下の「開始する」をタップし、次の画面では「次へ」をタップします。
④ウォレットを選択して接続する
リンクしたいウォレットを選択し、「同意して続行」をタップします。
選択したウォレットのアプリが開くので、Instagramと接続します。
⑤ウォレットを認証して署名する
Instagram側でウォレットを認証し、ウォレット側で署名を行います。
➅ウォレットのリンクが完了
Instagramとウォレットのリンクが完了しました。
所有しているNFTは、デジタルコレクション内に表示されます。
シェアしたいNFTを選択することで、投稿と同様にシェアすることが出来ます。
シェアする際は、
などを設定し、シェアしましょう。
まとめ
Instagramのような、世界中で利用されている人気のSNSがNFTに対応したことで、NFT市場が急成長していることが分かります。
NFTは、利用していない方からすると、理解することが難しい存在です。
しかし、一度NFTと関りを持ってみることで、そこまで理解することが難しいものではありません。
また、簡単にスマホでNFTを購入や作成をすることが出来ます。
NFTは、今後Instagramだけでなく、多くのSNSで主要な機能として成長することが見込まれます。
したがって、ぜひこの機会に触れてみてはいかがでしょうか。