Space(スペース)とは?
近年、世界の人々と声で繋がることが出来る音声SNSが人気を集めています。
一時期人気を集めた音声SNSアプリとして、招待制の「Clubhouse」が大きな話題を集めました。
コロナ禍の状況下で対面でのコミュニケーションが激減している今、気軽に音声でのやり取りできる音声SNSへのニーズが高まっています。
音声SNSのニーズに応えるべく、TwitterではSpace(スペース)という機能が実装されました。
スペースは、リアルタイムで音声によるコミュニケーションを取ることのできる機能です。
以前までは、一部の条件を満たしたユーザーのみ使用可能でしたが、現在は全ユーザーが利用可能となっています。
スペースは、
- スペースの作成者である「ホスト」1名
- ホストと同様の権限を持つ「共同ホスト」2名
を含めた、最大13人が同時に話すことが出来ます。
また、他の話を聞くだけの参加者を「リスナー」と言います。
リスナーは、あくまでもラジオのように会話を聴くことが出来るだけで、発言権はありません。
ただし、聞いている内容に沿って絵文字を送ったり、ツイートしたりすることは可能です。
リスナーが会話に参加したくなった時は、ホストへリクエストを送信できます。
ホストからの承認が得られると、リスナーもスピーカーとして発言に参加できるようになります。
一般ユーザーのみではなく、企業アカウントでセミナーなどの運用が行えると話題になっています。
TwitterのスペースがClubhouseより優れている点
Clubhouseは招待制アプリのため、自身の周りの人が使っていないと参加することが出来ないといった欠点がありました。
一方、スペースの場合は、基本的にTwitterの公開アカウントを持っているユーザーであれば、誰でも気軽に利用できます。
Clubhouseは、アメリカ本土でもヘイトスピーチなどを懸念する声がいくつも挙げられてきました。
Twitterでは、ヘイトスピーチの対策として、
- スピーカーをミュートにする
- 退室させる
など、リスナーの管理をすることができる権限を与えられています。
また、スピーカー全員をミュートすることが出来るという機能もあります。
ホストとスピーカーがそれぞれハラスメントなどなく、安心して利用できるようなシステム作りがされている点は、Clubhouseよりも優れている点と言えます。
Clubhouseでのやり取りは音声のみですので、絵文字などでリアクションを送ることが出来ません。
しかし、Twitterならインスタライブのように絵文字でリアクションを送ることが出来ます。
したがって、お互いの反応が分かりやすく、より密なコミュニケーションをとることが出来るというメリットがあります。
スペースの使い方
スペースの使い方は非常に簡単です。
使い方を説明するので、ぜひ利用してみてください。
録音する場合は、「スペースを録音する」の項目をONにしておきましょう。
録音した場合は、録音中であることを示すアイコンが上部に表示されます。
そして、スペースが終了すると、ホストには録音データをツイートで共有するリンクが表示されます。
また、開始時刻の予約が可能です。
あらかじめスペースの開始時刻が決まっているのなら、設定しておきましょう。
全ての設定が終了すると、「今すぐ始める」をタップします。
また、画面右下に3つの機能のボタンが設置されています。
①ボイスチェンジャー
②参加者の招待
③リアクション
反響するような声や、ロボットのような声にも変化することが出来ます。
話を聞くだけで、自分では声を出したくないという方は、スタンプを使用してリアクションを取ることが出来ます。
まとめ
Twitterでは、音声でコミュニケーションを取る「Space(スペース)」という機能が存在します。
スペースでは、
- ホスト(共同ホスト)
- スピーカー
- リスナー
という3つの役割が存在します。
同時に通話に参加できるのは、ホストとスピーカーを合わせた13人までです。
リスナーは、基本的には通話を聞くだけとなります。
リスナーが通話に参加する場合は、ホストに参加リクエストを送ることによって参加することが出来ます。
また、リスナーの参加上限はありません。
Twitterでは、画像や文章のみでコミュニケーションを取ることが多いです。
しかし、スペースを利用することによって、さらに他のユーザーとの密なコミュニケーションを取ることが出来ます。
また、企業のセミナーなどにも利用され始めていることから、今後の機能の発展に期待できます。