Susie Lau
スージー・ロウ
ライター/エディター
様々な場所へ繰り出して、まだ知られていない若い才能を見つけ、自身のブログ「Style Bubble」からその情報を世界へ発信しているファッションブロガー、スージーバブルことスージー・ロウ。ロンドン生まれの香港人という、欧米とアジアを織り交ぜた彼女の独特の感性は、瞬く間にファッション感度の高い女性たちを虜にした。また、その着こなしは"スージー風"と言われ、日本でもファッションアイコンとして注目されている。ブロガーであり、『Dazed & Confused magazine』の編集者でもある彼女の感じた日本のファッション、東京のカルチャー、そしてファッション・ウィークについて、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2012 S/S会期中に、JETRO(ジェトロ)の招聘により来日した彼女にインタビューした。
今回の来日が決まった時、どう思われましたか?
スージー:今回はジェトロからの招聘ということでお話を頂きましたが、凄く嬉しかったです。この5月に来日した時にも日本でたくさん刺激を受けたので、今回もとても楽しみにしていました。世界、特にヨーロッパの人たちには、日本のファッション・ウィークの情報があまり入ってきません。でも、皆気になっていて、海外に住む知り合いのファッションジャーナリストに「日本に行く」と伝えたら「どうだったか絶対に教えてよね」と、すぐにメールが返ってきました。日本の情報はインターナショナルに発信されていない部分が多いので、私もブログで努めて今回の体験を発信していこうと思っています。
この5月に来日されたとのことですが、震災直後で、怖くなかったのですか?
スージー:震災については、凄くショックでしたし、怒りや寂しさなど色々な感情がありました。すごいスケールでダメージを受けている映像を見た時、正直怖かったし、日本に住んでいる友人のことも心配になりました。とにかく信じられなかったのですが、それよりも日本に行きたい気持ちの方が強かったですね。
今回のファッション・ウィークでショーをいくつかご覧になっていますが、印象に残っているブランド、また注目しているブランドはありますか?
スージー:Jenny Faxは、日本の文化―スクールガールファッションやアメリカのプラム―をうまく取り入れていて、非常に興味深かったですね。かわいい感じでありながら様々なカルチャーがミックスされているところが面白かったです。
Né-net、SOMARTA、CHRISTIAN DADAは前から知っていたので、今回とても楽しみにしていました。ランウェイだけでなく、展示会も楽しみです。最終日のVERSUS TOKYOは特に期待していて、普通はバイヤーやプレスしか入ることができないショーが、一般にオープンになるというのは素晴らしいと思います。ファッションショーをもっと多くの人が見られるようになれば、ますますファッションビジネスが発展していくのではないでしょうか。特に、10代のファッション好きの若者には、できる限りそういった機会を与えて欲しいなと思います。
Jenny Faxも近いですが、スージーさんのスタイルを見ていると、下北沢や高円寺などの東京の"古着ファッション"に近いように思います。何かインスピレーションを受けたりしていますか?
スージー:東京の "古着ファッション" には非常に興味があります。前回の来日で、高円寺や渋谷の古着屋に行きました。渋谷のグリモワールは、まるで森の中のようなインテリアで、商品も独特のビンテージ感があるものばかり。70年代、80年代、90年代、レディス/メンズ、ビクトリア調のブラウス...といったように、カテゴリー分けがきれいにされていて見やすく、東京のショップは非常にMDに優れていると思いました。ロンドンの古着屋は商品がごちゃごちゃ置いてあるだけなので。でも、日本の古着はちょっと値段が高い(笑)。渋谷のCANDYとSisterにも行きましたが、ヨーロッパの若いデザイナーたちにも、ぜひ足を運んでもらいたいショップですね。






